い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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露の道除け合うように【井月さんのこころ25】

8月31日(土)京都大学iPS細胞研究所副所長の中畑龍俊氏の講演会が辰野町民会館でありました。
町立辰野病院の移転新築一周年記念事業として開催された講演会です。
中畑先生は辰野町の御出身で、高校の先輩でもあります。ヒト臍帯血の中に造血幹細胞が存在することを世界で初めて発見し臍帯血移植の基礎を築いたことで有名な先生です。
山中伸弥教授(同研究所長)のノーベル賞受賞を契機に世界中でiPS細胞を使った細胞移植治療への研究が様々な疾患分野で行なわれ、網膜疾患などは間もなく実現するだろうとのこと。
また、細胞の血液型ともいえるHLA(ヒト白血球組織適合抗原)のホモドナー(父母から引き継いだHLAの型が同じ組合せである人)を75人確保できれば、日本人の80%をカバーできる各種の細胞を作り出せるとのこと。
夢が広がる最先端の再生医療の現状と今後について、豊富な画像資料などを使って分り易くお話しいただきました。

 涼新たiPSの夢を聴く  青巒



9月5日(木)は、旧暦8月1日(八朔)でした。
八朔といえば、上伊那郷54か村の総鎮守である信濃国二之宮矢彦神社の秋のお祭は別名「八朔祭」。かつては旧暦の8月1日が秋の例大祭であったので、八朔祭と呼ばれたそうです。現在は10月の第一日曜日に行なわれます。
赤飯を炊いて収穫を祝う秋祭りです。
矢彦神社の御手洗の近くに一茶翁が詠んだ八朔祭の句碑が建っています。

八朔や犬の椀にも小豆飯  一茶

新月の闇夜に響く蟋蟀(こおろぎ)の声も秋の訪れを感じさせますね。

打返す枕に虫の遠音かな  井月

蟋蟀の鳴く音は近し夜は長し  青巒

八朔やもてなす声に夜は深し  青巒

一茶句碑【八朔や犬の椀にも小豆飯】

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