い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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なぜ上伊那では花の栽培が盛んなの?~はな高々い~なプロジェクト~

皆さんこんにちは、上伊那農業農村支援センターのあんこです

上伊那の花を推す「はな高々い~なプロジェクト」の活動に日々取り組んでいる私たちですが、そもそもなぜ、上伊那では花が盛んに栽培されるようになったのでしょうか?
その背景には、このような理由がありました。

         

上伊那地域は、南アルプスと中央アルプスに囲まれた自然豊かな場所にあり、昼夜の寒暖差が大きいことから、花の色や形が美しく育ちやすい環境が整っています。また、標高差を活かした「リレー出荷※」が可能で、同じ品種でも出荷時期をずらすことで、長期間にわたって安定した供給ができます。
中でもアルストロメリアは、全国出荷量の約半分を上伊那が担っており、品種改良や温度管理技術も進んでいます。地中冷房やドライミストなどの先進的な設備を導入することで、暑さに弱い花でも安定して育てることが可能になっています。
そして、花の栽培が盛んになった背景には、地域の農家や団体の努力も欠かせません。それぞれが連携し、情報共有や技術支援を行うことで、品質の向上と安定した生産が実現しています。

※「リレー出荷」とは、同じ種類の花を、少しずつ時期をずらして出荷していく方法のことです。たとえば、標高の低い場所では早めに花が咲いて、高い場所では少し遅れて咲く…そんな自然のタイミングをうまく使って、順番に出荷していく方法です。これにより長い期間にわたり花を安定して届けることができます。

         

「アルストロメリアは上伊那が生産量日本一!」なのはもうおなじみですね(#^^#)

上伊那は国内有数の花きの産地と呼ばれるまでになったのにはこのような理由があったのですね。
自然の力と多くの方の努力に感謝いたします。

さて、7月も県民ホールでの花展示が始まりました。

今月は、4品目4品種の花を使用し展示しています。
①上伊那が日本の主要な産地であるトルコギキョウ、品種はロマリンジュネス。
②東アジア原産の八重咲のユリであるオリエンタルリリー、品種はアイシャ。
③キンポウゲ科で花では貴重な青色のデルフィニウム、品種はアリエルライトブルー。
④上伊那が生産量日本一のアルストロメリア、品種はパラディソです。

涼しげなバリエーションが暑さを和らげてくれるようです。展示開始の段階ではユリはまだつぼみです。

ここで、八重咲きのユリであるオリエンタルリリーの「アイシャ」という品種について紹介いたします。「アイシャ」には花粉がないのが最大の特徴です。
大輪で花持ちがよく、贈り物にも最適です。

展示開始から一週間が経ち、ユリが大きく開きました!見事ですね☆

オリエンタルユリ「アイシャ」の名前の由来は、アラビア語の「Aisha(アイシャ)」にあります。「Aisha」は「生きる」「生命」「活力」などを意味する言葉です 。
大きな花としっかりした茎の様子から、その名がつけられたのではないでしょうか。

「7月のお花」清らかで上品なラインナップです。

花言葉は「威厳」「高貴」「純潔」「無垢」で、贈る相手に「尊敬」や「清らかな気持ち」を伝えたいときに、とてもふさわしい花ですね。

空気がきれいで、水も豊か。
そんな環境の中で上伊那の花づくりは行われています。
ビニールハウスでの栽培が多いため、目にすることはあまりありませんが、
自然の力と地元の人たちの頑張りにより、花たちはのびのびと育っています。
皆さんも花屋さんやスーパーに並ぶ色とりどりの花を見に、ぜひ上伊那にお越しください!

来月の展示は8月5日からの予定です。楽しみにしてくださると嬉しいです

暮らしに「上伊那」の花を

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