2014.03.26 [ 地域振興局 ]
「それを知りたかったんだよ!」
「それを知りたかったんだよ!」
今まで聞くに聞けなかったことが腑に落ちて、
みんな納得のチェーンソー講習会
表現が少々、大げさでしょうか?
いえいえ、参加されたみなさんの感想は、およそこんなことだったと思います。
3月8日(土)に、南箕輪村役場とともに大芝高原で開催したチェーンソー講習会には、26人もの方が参加くださいました。
講師を務めたのは、上伊那林業士会の5人のみなさん。林業士は、林業の知識や技術を習得している有資格者であるというのはもちろんのこと、自分たちの得意分野を活かして地域のお役に立ちたいと、志も確かなみなさんです。
「やっぱり、プロに教わるのはイイね」
そんなささやきに包まれながら、講習会は進んでいきました。
まずは、安全に関する講義から。
「チェーンソーで事故を起こすのはこんな時です」
チェーンソーの操作段階に応じて、極めて具体的に、また、身振り手振りも交えて示していただきました。「うん、うん」というみなさんのうなずきから、林業士さんの熱意が伝わっていることをうかがい知ることができました。
次に、林業士さん1人につき5~6人の班に分かれ、各自持参したチェーンソーの整備・点検に関する講義が行われました。
なかなか億劫で、普段、手を抜きがちな整備ですが、「なぜ、この部分を掃除してあげたほうがいいのか」理にかなった説明に、「なるほど~」の声。
「先生、ここのところはどうしたらいいの?」
聞いてみないと見逃してしまうような、ちょっとしたコツもあるもので、「そうだったんだ。そんな道具の使い方もあったんだ。それは今まで知らなかったな」などと、感心しきりでした。
ここからは、みなさんお待ちかねの「目立て」です。
目立てとは、チェーンソーの刃を研ぐこと。この目立ていかんで切れ味が全く違うので、作業の効率性向上はもちろんのこと、安全性や機械の寿命にも影響する、チェーンソーの保守で最も大切な作業の一つとされています。
みなさん、それなりに理屈は承知していて、事実、いつも自分なりに目立てを行っている様子です。ですが、この講習会に参加した強い動機であり、そして講師にどうしても直接聞いてみたかった疑問は、おそらくこれであったと思います。
「私のこのチェーンソーが新品の刃のような切れ味を取り戻し、気持ちよく真っ直ぐに切れるようにするためには、現状の何がまずくて、一体どう目立てをしたらいいんだろう?」
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