2014.03.26 [ 地域振興局 ]
「それを知りたかったんだよ!」
講師のみなさんは、一台ごと刃をつぶさに観察し、一人ひとりの目立ての癖を見抜きつつ、個別具体にきめ細やかな助言を行っていました。
いよいよ午後の部は、目立てをしたチェーンソーで試し切りです。玉切りといって、横に寝かした丸太を必要な長さに切り落とす作業です。
「いやー、全然切れ味が違うな」
みなさん、とても満足そうです。
しかし、講師のみなさんは出てきた切りくずを見ながら、「まだまだ改良の余地がありますね」
刃の修復の完成度を高めるのは、とても時間のかかる作業です。それでも、みなさん、何をどうすればよいのか十分に納得された様子で、切ることよりも研ぐことに夢中になっておられました。
ほぼ一日を要する長丁場の講習会であったにもかかわらず、「こういう講習会を待っていたんだよ」「自己流から一歩抜けだせそうだ」などなど、たくさんの笑顔で締めくくることができました。
林業士さん、ありがとうございました。
その後、講習会の様子を地元紙に取り上げていただいたおかげで、「うちの地域でもやってくれないかな」と、早速、お問い合わせを頂戴しています。
このような機会を今後も、と考えておりますので、興味のあるみなさん、その時はお気軽に顔を出してみてください。
今回の企画は、普段何気なく使っているチェーンソーについて、基本となる正しい知識を勉強してみたいという方に参加いただければと、主催者なりに狙いを定めておりました。
冒頭、「何のためにチェーンソーをお使いですか?」とおたずねしたところ、9割以上の方が薪の調達にお使いとのことでした。参考までに。
上伊那地方事務所 林務課からのレポートでした。
※「上伊那の森林レポート」のアーカイブは、上伊那地方事務所林務課のホームページ(URLは以下のとおり)からご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kamichi/kamichi-rimmu/shokonorin/blog/h25.html
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