2025.02.18 [ 地域振興局自然・山・花農業農村支援センター ]
切り花335点が一堂に!「信州フラワーショー ウインターセレクション」
こんにちは。上伊那農業農村支援センターのあんこです
この冬、我が家の玄関はシクラメンで溢れています。購入したものや頂いたもの、大きさも色も品種も様々並び、「さすが花プロ(はな高々い~なプロジェクトの略)に携わっている私!」などと自賛しております。
さて、皆さんは上伊那地域のアルストロメリアが生産量全国一位なのはもうご存じですよね?
先日、そのアルストロメリアを中心に、信州で生産された花が一堂に集まり、「信州フラワーショー」という品評会が行われました。また、小学生対象のフラワーアレンジメント体験教室もありましたので、その様子を紹介します。
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会場に並ぶ「信州の切り花」
1月23日~24日の2日間、伊那市にあるJA南信会館で「信州フラワーショー ウインターセレクション」が行われました。信州フラワーショーとはJA全農長野の主催で行われる県最大級の切り花の品評会です。夏は長野市、冬は伊那市で開催され、花の生産者が栽培した花の品質を競います。
会場には県全域から持ち寄られた335点の切り花が出品され、生産者や市場関係者、観覧者などが来場し、出品された花を見ようと多くの方で賑わいました。
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アルストロメリアの出品は264点!
上伊那の主力品種であるアルストロメリアは264点出品され、その他にもダリアやラナンキュラス、ストックなどが会場いっぱいに並びました。色とりどりの花、一つ一つの魅力に見入ってしまいます。
花の生産者は、消費者の皆さんに質の良い花をお届けするために、厳しい天候や経済状況の中、日々丹精を込めて栽培をしています。その栽培技術や花の発達、開花状況、切り花品質、まとまりの良さなどを11名で審査をし、33点が選定されました。
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最高位の「農林水産大臣賞」は飯島町の有賀さんが受賞
24日には会場の一角で、授与式が行われました。今回の最高位受賞者は飯島町の有賀(ありが)さんが栽培したアルストロメリアです。有賀さんは夏に行われた品評会でも最高位を受賞されています。褒賞が当センター所長の西澤から授与され、その技術を称え会場からは大きな拍手が沸いていました。
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最高位を受賞された有賀さんが出品されたアルストロメリア「ワンダースイート」
別室では小学生を対象にしたフラワーアレンジメント体験教室が行われました。
伊那東小学校の3年生が、講師から作り方の説明を受けたあと、アレンジメントの製作に取り掛かりました。アルストロメリアとユーカリを適度な長さに切ってスポンジに挿し、どの向きからでも花が見えるように、アレンジメントを作り上げていました。
全員完成し、作ってみてどうだったか数人に聞いたところ、「スポンジに挿すのが楽しかった!」「うちに帰ったらお母さんに渡してキッチンに飾ってもらう~」と話していました。
そして、上伊那の花の認知度向上のための「はな高々い~なプロジェクト」の活動の一つとして製作した、「上伊那の花カード」を一人2枚ずつ配布しました。大事にしてくれると嬉しいです。
最後にプロジェクト担当者が「上伊那で一番多く作っている全国生産量一位の花は?」と全員に聞くと、「アルストロメリア!」と元気な声で返答がありました。
この小学生たちのような若い世代から、上伊那の花で地域を盛り上げる人が出てきてくれたらと思いました。
フラワーショーでは毎回、展示された花を購入できますが、早い段階からほとんどが予約済みとなるようで、人気の高さがうかがえます。品評会に並んだ、質の良い花を買い求めたいという消費者の気持ちが見えました。
会場の入口の販売ブースでは、手ごろな価格で切り花やアレンジメントが販売されていました。こちらも多くの来場者が購入し、販売時間終了前でほぼ完売状態でした。
フラワーショーを振り返ってみると、「花を作る」生産者側の思いが伝わってくるものであったなと感じました。常日頃から消費者に質の良い花を届けるために、厳しい状況のなか作っているのであろうと思うと、とても応援したくなりました。すぐにできる応援の方法は、花を買うことと、上伊那の花を広く知ってもらうこと。消費者である皆さんと共に、今後も花プロは強くその思いを持ちながら、活動してまいります。
私あんこは、会場の販売ブースでアルストロメリアのかわいいアレンジメントを目にし、思わず購入しました。その花は現在、シクラメンが並ぶ自宅の玄関に仲間入りをしており、鮮やかな色で存在をアピールしながら帰宅した私を労ってくれています。
ぜひあなたも、暮らしに「上伊那の花」を
【問合せ先】上伊那農業農村支援センター 技術経営普及課 ℡0265-76-6841
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