2016.11.18 [ 地域振興局 ]
上伊那農業高校の森林整備実習2016
倒した木の枝払い作業を通じて、チェーンソーワークの基礎を練習します。
こちらは弟さんの班。デモ伐倒で伐った木の「枝払い」と、運びやすい長さの丸太に切る「玉切り」講習で、木の特性を教わりながら、高校生の皆さんはチェーンソーの操作に徐々に慣れていっていました。
和泉さんの班は男子1人に女子3人。女子の人数の方が多い班は、この11年で今回が初めてです。
今年は40人の生徒のうち女子が9人と、女子の割合が年々高くなっています。たくましい将来の林業女子(?)の活躍に期待したいですね。
「もう倒れるよ!」川島班に緊張が走ります。狙った方向にゆっくりと倒れはじめたアカマツは、傾いたまま、隣の木の枝に引っかかって止まりました。
あー引っかかった、困ったなー!という、こんな時こそがよい勉強の機会。
慌てず、落ち着いて、フェリングレバーで幹をちょっと回すと、すぐに引っかかりが取れて、みごと倒れました。
林業ならではの道具を使った、かかり木の処理の仕方を学んだ後は、切り株に集まって切り口を検証します。
切り口を見れば、受け口と追い口の関係性や、伐倒方向の正確さがわかります。狙った方向に丁寧に正確に木を倒すことが、自分の身の安全を守ることに繋がるという、とても重要なポイントを学んでいました。
こちらは、木を伐る前にチェーンソーをベストな状態に整備しておく必要性や、伐る木をかかり木にしないためのワイヤーロープの張り方を体験しています。
さすが、元エンジニアの芳賀さんらしい、工学的な講習内容ですね。
実践して自分の目で確かめた直後に聞くからこそ、よくわかる理論。現場実習の醍醐味ですね。
チーム早川は、かかり木になるのを避けるため、あえて山側に向けて伐り始めました。
伐った木が上の作業道にうまく乗っかるのか?下へ転がってこないのか?作業道にある軽トラを直撃しないか?
班のみんなは、ハラハラ、ドキドキ。固唾を呑んで見守ります。
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