アカマツは作業道に大きくバウンドして、そのダイナミックな動きに、みんな一瞬息を呑みましたが、無事、狙ったところに倒れ、作業道の上で協力して枝払いです。
　

2日間の実習が終了し、終りの会の生徒さんたちの表情は1日目よりも自信に満ちて、ひと回りもふた回りも大きく成長したように見えました。

この実習を受けて、進路の一つとして林業に興味をもってくれる生徒さんが毎年現れます。それくらい、彼らにとってインパクトの強い体験なのですね。

森林整備実習は、全国林業研究グループ連絡協議会の「多様な担い手育成事業助成金」を活用して、上伊那林業士会の主催で行っています。

講師の皆様は、工学系の方から、林業界、住宅・建築業界、タカトオコヒガンザクラの桜守など、様々な業界で活躍されてきた方ばかり。

林業の知識だけでなく、幅広い人生経験から培われた複合的な視点で指導をしてくださるので、将来、様々な職種に就く高校生にとって、木を伐る技術以上に、これからの人生に役立つ知恵が得られたのではないかと思います。

上伊那地方事務所 林務課からのレポートでした。

※「上伊那の森林レポート」のアーカイブは、上伊那地方事務所林務課のホームページ（ＵＲＬは以下のとおり）からご覧ください。

http://www.pref.nagano.lg.jp/kamichi/kamichi-rimmu/shokonorin/blog/h28.html