2014.06.27 [ 地域振興局 ]
ちさんまんの活動報告-part1-
みなさんこんにちは、林務課でガサツを担当しています、Tです。
いきなりちさんまんって何者?!と思われた方も多いはず。
「ちさん」は漢字で書くと「治山」。荒廃した森林や土砂災害で崩れた山地に、木柵や小さめなダムなどの構造物を作って、文字通り「山を治す」ことです。
そして、それに携わる私たちのことを自ら「ちさんまん」と呼んでいます。といっても、私は一応女性ですので、正しくは「ちさんうーまん」ですね!はい、ここ大事です!
そして早くも私、ちさんうーまんはタイトルにpart1をうっかり付けてしまい、「連載」という十字架を自らに背負わせたことを若干後悔しております。
さて、長い前置きはさておき、今回はそんな私たちの仕事を少しでも知っていただきたく、活動報告をしたいと思います!
まずは、そうは言っても治山ってどんなもの?というお悩みをズバッと解決するため、簡潔明瞭に写真を劇的ビフォーアフターで紹介します。
荒廃していた渓流に・・・
なんということでしょう・・・!匠たちの力により、工事前では信じられなかった光景が!光の差し込む、家族の笑顔が溢れそうな開放的な空間へと変貌を遂げました。これなら雨がたくさん降っても以前のように土が流れ出ることもありません。
これらの施設が荒廃地の安定を図って、少しずつ山に緑を取り戻していってくれるのです。
また治山では、工事で構造物を入れるいわゆるハード面のみでなく、地域の皆さまへの説明会や防災対策といったソフト面の取組みもしています。
下の写真は、先日とある現場で行った説明会の様子です。関係機関はじめ、たくさんの地域の方々に集まっていただきました!
こういった場は、私たちにとって地元のみなさんの意見が聞ける、とても貴重な機会です。
時に厳しく、時に生温かく見守ってもらえたら幸いです。
それから、最後にちょっとお知らせがあります。
今、もれなく山地災害防止キャンペーンを絶賛実施中でございます!
キャンペーンだからといって白いサラダボウルやかわいいトートバッグがもらえる、ということはありませんが、この機会にぜひ災害時の避難先の確認などしてみてください。
期間は6月30日までと、実はもうすぐ終わってしまうのですが、今年の梅雨はまだ続きそうです。低気圧も絶賛停滞中ですので、土砂災害に少しでも関心を寄せていただければ幸いです。
また、渓流やお近くの山でなにか異常を感じることがありましたら、林務課までご連絡ください
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