2014.06.24 [ 地域振興局 ]
木曽山用水水枡検査
木曽川水枡 全景
しかし、明治4年(1871年)に筑摩県の誕生をきっかけに、
旧木曽郡楢川村(現塩尻市)の奈良井川源流の白川(しらかわ)より水を分けてもらい、
権兵衛峠を越え、上伊那郡南箕輪村の北沢川へ流す約12kmの農業用水路を完成し、
明治9年(1876年)から水を使い始めました。
この農業用水路を“木曽山用水”と呼びます。
木曽山隧道入口
本来であれば、奈良井川、犀川となり、松本平、善光寺平をとおり
日本海へ流れる水が分水嶺(ぶんすいれい)を越し、
伊那谷を経由し太平洋へ流す一大工事でした。
木曽側水枡(きそがわみずます)を作り、水の管理を行っています。
水枡です。
左側にこぼれる水は取りすぎた水となるため、木曽にお返しします。
毎年6月1日には、木曽側水枡に松本市、塩尻市、伊那市の関係者が集まり、
水枡検査(みずますけんさ)を行います。今年は日曜日だったので6月2日に行いました。
まず、水枡の深さを計測します。
次にピンポン球を流し、通過する時間から流速を計ります。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
上伊那地域振興局 総務管理課
TEL:0265-76-6800
FAX:0265-76-6804