2014.06.04 [ 地域振興局 ]
「信州・北園プロジェクト」
上伊那地方事務所 林務課からの森林レポートです。
去る5月7日(水)から9日(金)の3日間、東京都立北園高校の2年生321名が「森林保全奉仕合宿」として伊那市を訪れ、植樹活動や緩衝帯整備などの森林作業を体験しました。
この活動は、同校が2010年度から取り組む「信州北園プロジェクト」の一環として行われており、今年で5年目となりました。
1日目は、伊那市長谷の鹿嶺(かれい)高原でヤマモミジの植樹を行いました。
当日は、南アルプスや中央アルプス、遠くは北アルプスの山々も見渡せるほどの好天に恵まれました。
過去の記憶をたどってみても、初日は必ずと言っていいほど雨が降っていましたので、この天気はLucky!です。
使ったことがない鍬+ササが多い場所での穴掘りですので、かなり苦戦している生徒もいれば、若者パワーであっという間に終わらせてしまう生徒もいました。
野生のシカが多く生息する場所ですので、植栽場所は獣害防除用のネットに囲まれています。
2日目の活動は、伊那市ますみヶ丘地区で、平地林内にある間伐残材や枝の処理を行う班と、少し離れた場所で、伊那西小学校の通学路となっている沿線の緩衝帯整備(クマ対策)を行う班の2グループに分かれて作業を行いました。
ますみヶ丘平地林は、年間を通じて様々なイベントが実施されており、その参加者や森林浴等の観光客が多く訪れるため、景観整備の観点から林内整備を行いました。
緩衝帯整備は、通学時の子どもたちの安全を図ることや、隣接する畑の作物被害を少しでもなくすことを目的に実施しました。
見通しが悪かった林内も・・・
生徒の皆さんの活躍によって、スッキリ!!
信州大学農学部の学生さんも、講師として活躍してくれました。
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