2012.12.12 [ 歴史・祭・暮らし ]
地域の元気創造中! ~地域で広げよう読育事業 ステップ2~
みなさんこんにちは、地域政策課の旅人Mです。
今回は、地域発元気づくり支援金を活用して実施された、「中井貴惠with大人と子供のための読みきかせの会」の様子をご紹介したいと思います。
今回の読み聞かせの会は、宮田村で様々な活動を展開する「いきねっと宮田」というグループによる「~読みたい・読ませたい・聞かせたい~ 地域で広げよう読育事業 ステップ2」という事業の一環として行われたものです。昨年度開催した読み聞かせ講座やきっかけづくり講演会をさらにレベルアップし、すそ野を広げようというのが今年度の主な取組になっています。
さて、今回の読み聞かせの会を行った「中井貴惠with大人と子供のための読みきかせの会」は、女優でエッセイストでもある中井貴惠さん(弟は俳優、中井貴一さんです)を中心とした音楽と大型の紙芝居、パネルシアターを組み合わせた読み聞かせを行っているボランティアグループで、今年度も50回以上の公演を行うなど、とても精力的に活動をされています。
(左:中井貴惠さん 右:読みきかせの会のメンバー)
今回の読み聞かせは、大型紙芝居による「ちいちゃんのかげおくり」とパネルシアターによる「おおきなかぶ」という2部構成になっていました。
まずは、「ちいちゃんのかげおくり」です。教科書にも登場する、戦時中の日本を舞台にした悲しいお話です。
大型紙芝居の上には影が映った青空や空襲で焼ける空が鮮やかに写しだされ、中井さんの朗読やピアノのメロディがお話に込められた思いを一層強く浮き立たせていて、会場にはすすり泣きの声も漏れていました。
続いては、「うんとこしょ、どっこいしょ」でおなじみの「おおきなかぶ」です。トルストイの原作を中井さんが翻訳した絵本をパネルシアターにしたものです。
(読み聞かせの前に野菜のお話)
ピアノの楽しい音と中井さんのリズミカルな朗読に合わせて、会場みんなで「うんとこしょ!、どっこいしょ!」、ようやくかぶは抜けました
今回の公演の後、いきねっと宮田では絵本の読み聞かせ講座・チャレンジコースを開催するなど一層のレベルアップを図ろうとしています。こういった活動を通じ、宮田村内に読育活動の輪が広がり、一層の活性化が図られることを願ってやみません。
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