2013.02.05 [ 歴史・祭・暮らし ]
聴導犬に会いたい!~日本聴導犬協会オープンデイ
(人と犬のつきあい方についてどう思われますか?)
お互いにリスペクト(尊敬)をする、される間柄がいいと思います。そして、人間がしつけ・教育のルールを崩さないこと、ほめてあげること、そして一緒に喜んだり感情をともにすることです。犬も笑うんですよ。人にかわいがられている犬ほど顔の筋肉を使って人間の表情を真似してくれます。元々集団で行動する動物なので、リーダーの表情を読む必要があったからなんですね。
(ねこは聴導猫にはやっぱりなれませんか?)
猫は単独行動のハンターなので、むずかしいですね(笑)私は家では猫を飼っているのですが、気を遣わなくて済む同居人です。
(先生が著書の中で言われている「ペットは人の母である」とは?)
ヒトもほ乳類なので、授乳を受けていた際の母と子の原始的なつながり、肌の接触がとても大事なんです。スキンシップで心拍数や血圧が下がり、ストレスが少なく穏やかで温かい気持ちを取り戻します。人間も群れで生き、仲間同士で慈しみ合う動物なので、本来一人では生きていけないんです。ペットは機会の少なくなってしまっている肌のふれ合いを補ってくれる母性の役割という意味です。「家族の結びつきを強めてくれて、本当の家族になれました」と言っていただいたユーザーさんがいました。ここで手伝いをしてくれていた引きこもりの児童が二人、自信を取り戻してくれて高校に行けるようになった事もありました。
(協会のご活躍はこの地域の大きな魅力だと思うのですが?)
県内外のPR活動や施設見学の対応以外に、社会貢献活動として愛犬家のためのスクールの開催、伊那小学校で始まった日本初の「犬のしつけクラブ」への訪問等を行っています。児童の情緒教育として、引きこもりのお子さんの居場所としても利用して頂けます。また、某旅行会社の地域研修ツアーでも見学に来ていただいています。私達の活動は地域の皆様の支えがあってこそ成り立っておりますことを感謝しております。地域の中の活きた施設として地域のためにできることは協力させていただきたいと思っております。
(協会のPRをお願いします)
人が財産の仕事ですが、運営にはスタッフの人件費を抑えざるをえない状況です。寄付金・募金、グッズの購入、募金箱や寄付付自販機の設置、作業のお手伝い、犬の育て親・新家族等、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
(最後に、みかんは今どうしていますか?)
聴導犬の仕事を立派に勤め、今は引退してそのままユーザーさん宅で新しい家族のもとで元気に暮らしましたので安心して!
今日は月に一度のオープンデイ♡午後3~4時の間は施設の公開と見学会がありました。
デモンストレーション、スタート!
台湾から来た”わんちゃん” 猫がいても落ち着いています。
めざましの音で起こす訓練、命じられただいすけ君だけでなくあきちゃんまで張り切って乗ってしまい会場大爆笑!
あきちゃん 真剣です!
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