2017.01.27 [ 歴史・祭・暮らし ]
~上伊那の侍のお話~
昔、栗巾(現伊那市高遠町)のあたりに浪右衛門という武芸の達人が住んでいた。
あるとき、旅の武芸者が彼の家を訪ね、試合を申し込んだ。
すると
「少し待たれよ」
と声がし、黒い影が家のひさしから屋根へ跳びあがった。浪右衛門である。
そして、
「私の後をついてこられよ」と言うと
今度は、裏山の岩の上へひょいと跳んでいった。
その身軽さを見て武芸者は恐れをなし、立ち去ったという。
浪右衛門は塗りたての畔の上を足跡着けずに走ることができ、
試合を申し込みにきた武芸者がそれを見て退散したそうです。
忍者みたいな人ですね(@_@;)
以上、上伊那地域魅力発掘探検隊ZTでした。
【参考文献】
『長野県上伊那誌 人物編』 編者:上伊那誌編纂会 発行:上伊那誌刊行会
『高遠町誌 下巻』編纂人:高遠町誌編纂委員会 発行人:高遠町誌刊行会
上伊那近代人物叢書第一巻『伊沢修二・伊沢多喜男』著者:原平夫 発行者:伊那毎日新聞社
『ウィキペディア』
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