い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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伊那谷風土記街道に 【井月さんのこころ123】

 実施計画提出期限が8月末となっている地方創生先行型交付金(上乗せタイプ)Ⅰの申請に向けては、上伊那広域連合の「上伊那地域将来ビジョン」やリニア中央新幹線整備を地域振興に活かす伊那谷自治体会議でまとめている「リニアバレー構想」に掲げる施策を『広域的な取組』と位置付けて、各市町村事業をこれらに関連付けて交付申請していくことについても了承いただきました。

 一市町村では完結できない高度医療・高等教育などや市町村レベルでは対応が困難な企業誘致・産業振興などについて、県の総合戦略による対応を求める意見が多くありました。

 15日(水)午後、上伊那地域景観協議会を伊那市創造館で開催しました。地域景観リーダーなど住民代表をはじめ、市町村、関係団体など30の関係機関団体等で構成される協議会で、広域的な観点からの調和のとれた景観育成を推進するための組織です。

景観協議会全景001

 上伊那管内では、駒ヶ根市、伊那市、南箕輪村が既に景観行政団体へ移行し、箕輪町や宮田村が具体的な移行検討段階にあり、景観育成住民協定地区も30地区あるなど、伊那谷地域の特色を活かした景観形成への関心が高まっています。

 上伊那広域連合の上伊那地域将来ビジョンにも、「おもてなし」の景観づくり、「住みたいまち」への景観づくり、「地域の資源」を活かす景観づくりなどによる「景観の形成に向けて」のビジョンが掲げられています。

 一方で、伊那谷の風土・風景・風格を保全育成し後世に引き継ぐことを地域課題ととらえ、産学官のチームで平成24年11月に発足した『三風の会』(会長:向山孝一KOA(株)代表取締役会長)が看板デザインの統一や自主規制による沿道景観の保全育成に熱心に取り組んでおられます。

景観協議会向山会長

 今回の協議会では、『三風の会』が進めている伊那谷ブラウン(三風ブラウン)などによる看板デザインの統一などの取組の成果を報告していただき、『三風の会』の取組と歩調を合わせて、伊那谷を縦断する伊那西部・中部広域農道沿線(メッセージネーム【伊那谷風土記街道】)に係る景観行政の連携について、話し合いを行っていただき、今後の公民連携を推進していくことに賛同をいただきました。

 今後、9月10日「屋外広告物の日」に向けて、市町村の広報誌等への掲載などにより「伊那谷風土記街道のための看板デザインマニュアル」による沿道景観育成を公民連携による「オール上伊那」の取組としてPRしていくこととし、更に、全ての市町村が景観行政団体へ移行し、リニア中央新幹線開業を迎えることを視野に入れて、上伊那地域ビジョンに掲げた「広域的コンセンサスに基づいた景観育成」に向けて、沿道屋外広告物ガイドラインの作成などにより公民連携した施策展開や事業支援にも取り組んでいくことを確認していただきました。

 三風の会のホームページは、こちら。  

   三風や伊那の七谷夏の空  青巒

      道渡る子等感謝の頭  朴翆

   逃げ水か駒の高嶺ゆ風わたる  青巒

  さて、こちらのコンセンサスは………。

 地方創生の切り札のひとつとして、高齢者を都会から地方へ移住させて必要な医療・介護サービスを提供する「日本版CCRC構想」が取りまとめられ、「そうだ地方で暮らそう!」国民会議が立ち上がったのだそうです。

   そうせいと夏越しに泣くか姥ひとり  青巒

        指南受けても至難のくらし  朴翆

DSC_2078 (800x450) 今週の結びは、愚良子先生のこの句です。

 「春日愚良子句集」から

 午睡して夢のごとくに醒めてゐし  愚良子

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