い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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明け易き短夜に 【井月さんのこころ116】

 ブダペスト・フィルハーモニー楽管弦団&清水 和音

 ブダペストフィル公演

 23日(土)午後6時から辰野町小野祭林寺入り口の辻(休戸・上町・旭の三耕地境界)に建つ「辻地蔵尊」の例大祭宵祭が行われ、翌24日(日)午後1時からの本祭にも小野地区長・休戸耕地総代として参拝させていただきました。

 国道153号線「しだれ栗入口」の信号を西に200m上ると三叉路のど真ん中に辻地蔵を祀った御堂が建っています。再来年の信濃国二之宮矢彦神社の式年大祭「御柱祭」の里曳きで最大の難所となる三叉路ですが、地域では「日限り地蔵」とも呼ばれ、御日限様を中心に三体のお地蔵様が祀られており、「日限」「出世」「子安」の三枚お札をいただいて、我が家では仏壇に納めています。一年に何度となくお参りさせていただいている、ありがたい「お地蔵様」です。

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 祭司は、先週の「豊川稲荷」に続いて、曹洞宗有冨山祭林寺の方丈様が務められます。唱えるお経は、般若心経、消災妙吉祥陀羅尼(しょうさいみょうきちじょうだらに)、地蔵菩薩の御真言「オン カカカ ビサンマエイ ソワカ」。般若心経と消災妙吉祥陀羅尼は、毎朝仏壇に向かって唱えており、諳んじられるお経です。

   打ち水や辻立つ地蔵の赤帽子  青巒

      お日限さまも微笑みてをり  朴翆

   目まとひを振り切って投ぐお賽銭  青巒

   明易き夜を身の上の談(はな)しかな  井月

辻地蔵尊000 (640x634) 「目まとひ」は、人の顔などにまつわりつく小さな羽虫のことで、夏の季語です。

 昨年の辻地蔵尊縁日の写真です。柳の大木は幹が空洞になり、伐られました。

 今週の結びは、愚良子先生のこの句です。

  「春日愚良子句集」から

 目まとひの住処となりぬ観音堂  愚良子

 

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