2013.06.13 [ 食・農・旅 ]
上伊那の花生産を支える人達
農業改良普及センターのN.Hです。
上伊那地域は、農業が主要産業のひとつですが、中でも花きの生産額は、県全体の18%を占め、特にアルストロメリアは県全体の78%のシェアを誇る、大きな花き産地と言えます。
主力品目である、カーネーション、アルストロメリアを始めとして、トルコギキョウ、バラ、クレマチス、ユリ、シクラメン、洋ランなどバラエティー豊かな品目が生産されています。
花き栽培の生産者団体も、JA上伊那花き部会、上伊那花卉生産者会議、南信ハウスカーネーション組合などいくつかあります。
その中のひとつである、上伊那花卉生産者組合(会長 宮下善人氏、飯島町)は、38名の会員がおり、お互いが切磋琢磨して栽培技術の向上を図り、品評会の開催や市場関係者との取引会議などを開催しています。
これらの花は組合員が栽培したものです。
さる5月21日に、組合員と市場関係者約80名ほどが出席し、取引会議が開催されました。
この会議では、市場関係5社のバイヤーの方から、①5年後の花栽培について、②TPPを含め輸入花の動向、③魅力ある産地づくりについての3項目について提言を受け、それに対し意見交換が行われました。
以前に比べ、花価格は上がらない上に資材費が高騰しているなど、生産者にとっては厳しい状況が続いていますが、生産者の皆さんは、少しでも品質のよい花を生産し、お客様に喜んでいただけるよう、気持ちを新たにしていました。
今年9月には、伊那市役所を会場に会員の自慢の花を出品し品評会を行います。一般の方に来場いただけますので、その際はお知らせしますので、どうぞ上伊那の花を見にお出かけください。
これからも、上伊那で花栽培をする生産者の方を訪ね、花の紹介をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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