い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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伊那珍味4種美味!?いただきました

 伊那建設事務所のYYです。
 上伊那地域に単身赴任が決まった時に、是非味わいたいと思ったものが珍味の一つザザムシです。
 今回は、上伊那地域で食べられている4つの珍味の試食についてご紹介いたします。
 最も、珍しいものがザザムシです。天竜川で漁が行われます。
 河川渓流で、小石の散在して流れのあまり激しくない所は、あまり波も立たず静かに「ザーザー」と流れるところから、このような場所は「ざざ」と呼ばれ、ここを住みかとするカワゲラやトビケラ等の水棲昆虫を「ザザムシ」と呼ぶようになったようです。

 
 
 ちょっと見て、あまりなじみの無い姿だったので、これが噂のザザムシですかという初対面でした。
 思い切って食べてみると、魚臭さが少し伴った、ちょっと苦い普通の醤油と砂糖でからめた佃煮のようでした。今回の4品とも醤油と砂糖が調味料として味を決めています。
 漁は独特で、12月から2月の間に、四つ手という十字に組んだ竹に網を付けた漁具を使って漁獲するのが伝統のようです。
 詳細は、こちらのホームページをご覧ください。
 http://www.valley.ne.jp/~zaza/catalog.htm

 二つ目は、蜂の子です。信州では他の地域でも食しますが、他の地域では個人的に静かに味わっている感じでしょうか。

 

 高級食材です。物が小さいのでインパクトは他の3品ほどありませんが、口に入れるとニュルっとして柔らかさを感じます。

 三つ目は、お蚕さんです。
 長野県は、古くから養蚕が盛んで、身近なところで入手できる、貴重なタンパク源として食されてきたのだと思います。

 

 味は、4種類の中では最も大きいせいか、濃厚なタンパク源を摂取しているという感じで、主張の強さを感じました。
 今は、養蚕をしている人がいないので、なかなか入手困難な食材と言えるでしょう。
 確かに鯉の餌としてホームセンターで売っていますが、人が安心して食べるものではないかと思います。

 四つ目は、イナゴです。4種類の中では、最もポピュラーと言えます。
 長野県は農業県で稲作も日本でトップクラスですので、田にいるイナゴは県内の各地で食用とされています。
 ただ、昔の環境と異なっているので、数は少なくなっているかと思います。
 生きているイナゴは、特別なお店でしか販売はしていませんが、シーズンになると
 1kg4,000 円程度で販売されることもあります。

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