2019.10.09 [ 環境課 ]
根子岳に登ってきました!
お久しぶりです。環境課のWOTAです。
10月になり、朝夕の冷え込みがますます厳しくなってきましたね。長袖の服を着たり、上に一枚羽織る人が増えてきた気がします。私は自転車で通勤しているのですが、寒い日は帰りにウインドブレーカーを着るようになりました。
突然ですが、皆さんは「自然保護レンジャー制度」という言葉を聞いたことがありますか?
「自然保護レンジャー制度」は、平成13年から導入され、長野県の美しい自然環境を守り、将来に引き継ぐために、「自然保護レンジャー」のボランティアの方々が活動しています。日常生活ではあまり聞きなれない言葉ですが、登山をする人は聞いたことがあったり、実際に山で会ったことがあるのではないでしょうか?
今回私は、9月28日(土曜日)に自然保護レンジャーの方々が、上田市と須坂市にまたがる根子岳の巡視を行うということで同行させていただきました。上田、長野、さらには北アルプスのレンジャーの方達に、私たち行政職員を加えておよそ30人が集まりました。
午前7時30分。あいにくの空模様でしたが、集合場所の菅平牧場にはすでに多くの車が停まっていました。一人で、家族で、グループで。根子岳登山に来た人たちは、それぞれのペースで山を登っていきました。
午前8時20分。軽く準備体操をして私たちも出発しました。
序盤から結構な急斜面を登ります。階段なのが地味にキツイ・・・。そんな私たちの辛さを尻目に牛たちがのんびり草を食べていました。
適宜、休憩を取りつつ、先導していただいているレンジャーの方の説明を受ける皆さん。
振り返ると、長野の山々が目に飛び込んできます。雲が多くて、遠くまで見渡せませんでしたが・・・(泣)
レンジャーの方々は登りながらも高山植物を見つけては、写真を撮ったり、解説をしてくれました。登るだけで必死な私とは大違いです。
進むにつれて道が細くなっていき、足元には石が目立つようになってきました。
登り始めて1時間。立て札を発見しました。
「あと~km」て聞くとなんか頑張れてしまうのってなんでなのでしょうか?気合を入れなおしてさらに登っていきます。さらに登ると視界が開けて、再び立札を発見しました。
最後の500mは足場がほぼがれきで浮き石だらけだったので、逸る気持ちを抑えながら慎重に登りました。
そして登り始めてから2時間強が経過した午前10時30分。とうとう根子岳山頂に到達しました!参加した皆さん、とてもいい顔してます!
根子岳の高さは2207mで頂上からの景色はこんな感じです。
・・・晴れてほしかった。
昼食は根子岳から15分ほど移動した子根子岳の山頂でいただきました。山で食べるご飯は美味しいといいますが、確かにおいしかったです。しかし、おいしいという感情に勝っていたのは「寒い」でした。山頂は遮るものが何もなく冷たい風が吹き荒れていたので、各々防寒着を着たり、なるべく風が当たらない場所を探して昼食をとっていました。
いよいよ下山です。浮き石だらけの道を下るのはなかなか大変で、登り以上に膝にきました。
それでも黙々と下り、帰りも2時間ほどかけて、菅平牧場に戻ってきました。草を食べる牛を見てなんだか安心してしまいました。
興味のある方は、最初は低い山からでもいいので登山を始めてみてはいかかでしょうか?頂上に着いた時の達成感はなかなか味わえないものです。
「千里の道も一歩から」
登山から得られるものってたくさんあると思いますよ。
ちなみに今回私が登った根子岳は「花の百名山」の一つで根子岳山頂から1時間ちょっと歩くと「日本百名山」の一つである四阿山があります。今回は残念ながら曇りでしたが、晴れた時の景色は絶景です。私も晴れた日にまた登りたいと思いました。
自然保護レンジャーは登山に限らず、自然環境の保全のために様々な活動をしています。このブログをきっかけに自然保護レンジャーの活動が多くの人に知ってもらえると嬉しいです。
それでは、今回はこの辺で。次回は、この季節お馴染みのあれについてのお話です。
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