じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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消費生活相談員試験を受験しました③1次試験受験編

こんにちは、特派員ゆうママです。消費生活相談員試験シリーズ第3回。1次試験受験編です。

これまでの経過はこちら。

消費生活相談員試験を受験しました①通信講座申し込み編

消費生活相談員試験を受験しました②通信講座受講編

試験の申し込みは6月21日から8月2日まででした。テキスト等一式とともに試験要項が送られてくるので、「早く申し込んだ方が合格率が高い説」を信じて、すぐに申し込みをしました。

念のため言っておくと、「早く申し込んだ方が合格率が高い説」は何もしなくても合格率が高くなるというというわけではありませんよ。「この試験を受けるんだ。」という意思を明確にして、準備期間を長くとり計画的に勉強をした結果です。

申込の段階で、1次試験と2次試験の場所を選択します。変更は原則できません。

長野県内に試験会場はありませんので、住んでいる場所によって近いのは、1次試験だと東京都、埼玉県、愛知県あたりでしょうか。(長野県は広いので。)

私は1次試験は上田から一番近い埼玉県、2次試験は東京都にしました。

 

試験当日の10月16日。

1次試験の会場は大宮市のJA共済埼玉ビルでした。新幹線で東京に行く時に、大宮駅手前で左側に見えるビルですよね。

大宮駅から歩いて行ける距離なのですが、大宮に着いたら雨が降っているではありませんか。東京方面に行く時に、長野県は晴れていても埼玉県に入った途端雨が降っているということがしばしばあり、長野県の晴天率の高さを実感するのですが、この日もそのパターン。(だって前日も当日朝もギリギリまで勉強していて、天気予報見ていなかったんです。)

大宮駅東口で、今まさに出発しようとしている上尾駅東口行きのバスを発見して乗り込み、「裏参道」のバス停で下車するとJA共済ビルに到着します。

1本前の新幹線で到着していた友人は大宮駅からタクシーで行ったんだとか。

会場隣にコンビニがあるので、ここで昼食を買っておきました。

 

試験会場の大会議室はちょっと薄暗いので、老眼の人は注意です。老眼鏡は事前申請不要ですが、拡大鏡を使いたい場合は、事前(10月11日まででした。)に申請が必要です。

ひざかけや上着をひざにかけたい場合は事前申請はいりませんが、着席後に試験官に使用したい旨を申し出て、不正等がないか確認してもらいます。

入学試験などでは筆記具は無地のものと指定されたりしますが、この試験の場合、筆記具は鉛筆かシャープペンで、キャラクターものや企業名が入っているものはだめといった指示はありませんでした。そうは言っても、シンプルなものがいいかと思います。

 

選択・正誤式はマークシートです。全180問中、65%以上の正答つまり117問合っていれば合格です。

時間は10時から12時30分までの2時間30分なのですが、見直しは全部はできなかったし、わからない問題は最後の最後まで迷ったまま終了でした。

他の資格試験だと、○分経過後は退出可だったりしますが、この試験では途中退出は棄権扱いなのでできません。

今年からの条件なのか、わからないからと言って、設問のうち全て○にマークするとか、全て1にマークするなど、同じものだけにマークをすると、その設問の得点は0点になります。解いた結果、すべて同じものになっている場合は、どこかが間違えているということですし、0点になってしまうと大幅な減点になってしまうので気を付けたいところです。

1次試験の自己採点(試験の数日後に、正答が国民生活センターのホームページに掲載されます。)では、選択式はぎりぎり合格ライン。(得点開示で実際は121点取れていました。勉強不足を痛感。もう少し取りたかったな。)

受講編で、過去問を勉強する際に「法改正前の問題は解かなかった。」と書いたのですが、自己採点してみると、やっぱり法改正前と改正後を混同して結果間違えた問題がいくつかありました。

当該年度5月1日時点で施行されている法令等が出題範囲ですので、これから受験される方は、数年以内に改正があったものを消費者庁のホームページなどでチェックして、整理しておくといいかと思います。

 

午後は論文。時間は13時30分から15時30分までの2時間です。

2つのテーマのうち1つを選ぶのですが、

テーマ1は「消費生活相談において、『日常生活で用いる製品を使用していたらけがをした』という相談を受けた場合、相談者の被害救済の観点、及び、同種事故の発生防止の観点から、消費生活センターとしてどのような対応が必要か、関連する法や制度を踏まえて論じなさい。」
指定語句は欠陥、消費者事故等、通知、注意喚起、リコール

テーマ2は「高齢者や障害者の判断力不足につけ込んだ消費者トラブルが多く見られる。こうしたトラブルの特徴を述べるとともに、それらのトラブル・被害の救済や防止のために消費生活センターとして果たすべき役割について論じなさい。」
指定語句はぜい弱な消費者、つけ込み型勧誘、見守りネットワーク、福祉等との連携、成年後見制度

テーマ1は今までの傾向とちょっと違っていて、書ける気がしません。一方テーマ2は通信講座で書いたものとほぼ同じということで、迷うことなくテーマ2を選択します。

最初の40~50分くらいで記述すべき項目を書き出して構成を考えます。

まずは、設問に「こうしたトラブルの特徴を述べるとともに」とあるので、「ぜい弱な消費者」と言える高齢者や障害者が置かれている現状と、消費者トラブルの事例をいくつか挙げます。事例として「つけこみ型勧誘」の語句を使ってしまいます。

認知症等の高齢者や障害者では、本人から相談が寄せられる割合が少ないことを挙げ、福祉等との連携や、見守りネットワークにより消費生活センター等への相談につなげていくことが重要であることを記述。

「成年後見人」の語句をどこで使うか迷ったのですが、「本人の判断能力が欠く場合は、成年後見人制度の活用を提案。また、あらかじめ任意後見制度について周知しておくことも有効である。」みたいな感じでなんとかねじ込みました。

あとは1時間弱で書き上げ、残りの時間で読み返して修正を加えるといった時間配分で書きました。

帰宅してから消費者契約法の改正概要見直してみると「ぜい弱な消費者」や「つけ込み型勧誘」の定義をきちんと書けていなかったのではないかという不安が。

消費者基本計画も、もっと読み込んでおけば、論文の記述に必要な事項は、ほぼ網羅されていたなあというところが反省点です。

なんとか合格点(60点)には達したのではと思っていましたが、得点開示で75点取れていました。高得点とはいかないまでも、作文ではなく、論文として文章を組み立てていけば、指定語句の定義に自信なくても合格点以上は取れるのではという印象です。

 

1次試験の結果は11月下旬です。私は11月28日に受け取りました。

簡易書留で郵送されるので、ハガキを受け取るまで合否がわからないという・・・。(ホームページなどでの発表にしてください、と後日のアンケートで回答しておきました。)

 

自己採点どおり、なんとか合格。

 

消費生活相談員として実務のある方や採用が決まっている方などは、2次試験は免除ですので、この時点で合格です。おめでとうございます。
2021年度は、最終合格者342名のうち、2次試験免除者は126名でした。

 

ゆうママのような実務経験のない人は12月に行われる2次試験の面接に挑みます。

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