2019.08.16 [ 職員のみつけた情報コーナー歴史 ]
「鬼平犯科帳劇画展・弐」行ってみました。
総務管理課のBWです。
突然ですが、ブログをご覧の男性のみなさん!!
床屋さんへ行くと、かなりの高確率で「さいとう・たかを」さんの漫画『ゴルゴ13』か『鬼平犯科帳』が置かれていませんか?
特に自分は『鬼平犯科帳』が大好きで、この漫画を読んでいるとあっという間に待ち時間が過ぎてしまいます。
TV時代劇でも中村吉右衛門さんの鬼平(BW若かりし頃)が大好きで、それに出演していた密偵の彦十役の江戸屋猫八さんや粂八役の蟹江敬三さんが強く印象に残っています。
そんな大好きな池波正太郎の代表作『鬼平犯科帳』が劇画展として上田市中央の池波正太郎真田太平記念館で9月23日まで開催していると聞き、行ってみました。
入り口では鬼平の等身大パネルが迎えます。
入館料は一般400円、高校・大学生260円、小・中学生130円です。
展示室入り口にも鬼平が入場者を待ち構えます。
ここから先は撮影禁止のため、館内の様子を画像でお伝えすることはできませんが、展示室にはさいとう・たかを氏作画の「鬼平犯科帳」の原画(複製)約30点を中心に、池波正太郎の直筆原稿や関連資料を展示していて、今回は「泥鰌の和助始末」「熱海みやげの宝物」の2作品に焦点を当てています。
(BWは「密告」がお気に入りです。)
ここで、鬼平について簡単に説明します。
鬼平こと長谷川宣以(のぶため)は【西暦1746年】旗本・長谷川宣雄の嫡男に生まれ、幼名は銕三郎(てつさぶろう)。若いころは「本所の銕」などと呼ばれ、暴れ者で知られていましたが、30歳の時に家督を継ぎ、平蔵(長谷川家当主代々の世襲)と名乗ります。
その後42歳で火付盗賊改役に任ぜられましたが、火付盗賊改役としての平蔵の活躍は目覚ましく、多くの凶悪な盗賊を捕縛していきました。
また、捜査においての情報収集では「本所の銕」時代に培った裏社会とのつながりも影響していたようです。
悪党からは「鬼」と呼ばれ恐れられていたようですが、その一方で、平蔵は犯罪者たちに人間的な視線を向けます。「罪人を捕縛するだけでなく、罪人を生み出さぬ事こそが肝要なのではないのか」そう思い至って、犯罪者に手に職を与え訓練する厚生施設「石川人足寄場」を幕府に献言したところ、幕府はこれを認め、平蔵は人足寄場の責任者も兼任しました。人足寄場の設置以来、犯罪者の数は減っていったそうです。
しかし、こうした激務を8年間続けた平蔵は、享年50歳にて病没しました。
そして、劇画展を十分堪能したBWは、真田太平記に関する展示等も観覧(シアターや忍忍洞観覧で約2時間楽しめます。)してから池波正太郎真田太平記念館を後にしました。
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