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北信農業農村支援センター便り⑪普及指導員のタマゴ「よーが」がゆく Vol. 3 ~伝統野菜編~

こんにちは!

北信農業農村支援センターの技術経営普及課地域係で山ノ内町を担当している新米のよーがです。

寒さが一段と強まり、冬の足音が聞こえてくる季節となりました。

 

今回は、信州の伝統野菜で山ノ内町で栽培されている「前坂大根」について紹介したいと思います。

前坂大根の来歴は不明とのことですが、山ノ内町の夜間瀬スキー場の麓に位置する、前坂地区で栽培されてきました。かつては、町内にある温泉旅館へ食材として納めていました。

しかし、青首大根などの普及によって衰退し、現在では町内や一部の加工業者に納める程度で、一般にはほとんど出回っていないレアな大根です。

そんな貴重な大根を守るために、前坂大根の会の皆さんが毎年栽培をし、後世に残すための活動をされています。

 

今回、そんな前坂大根の収穫祭が行われると聞いて、「実物を見たい!!」と思い収穫祭に参加させていただきました。

前坂大根の会の皆さんと一緒に、実際に収穫してみました。

作業を始める前は首元が細く、「収穫しても大丈夫なのか…?」と心配になりました。

しかし、始めてみると前坂大根特有の先がよく太った大根が現れました。「おいしそう!!」

 

収穫祭ということもあり、女性メンバーの方々特製の前坂大根の漬物をはじめ、様々な料理で今年の収穫をお祝いしていました。

私も少し頂いてみると、漬物はしかりとした歯ごたえと噛むほどにうまみが増してきて、そこにほんのりと辛みが合わさって…美味しい!

 

 

前坂地区の秋の味覚、しっかりと頂きました!!

山ノ内町を訪れた際に、「前坂大根」を見かけることがあったら、迷わずに食べてみてください。

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