2012.07.05 [■I ♥信州(あいラブしんしゅう)]
<VOL.187>I ♥信州(あいラブしんしゅう)
“セカンドライフはクリエィティブ!!”(1)
今回から新しく始まりました、「I♥信州(あいラブしんしゅう)」。
このコーナーは、県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです!
第1回目は、飯山市北原地区にお住まいの藤木義博さん・澄子さんご夫妻にお話をお伺いしました。
<きっかけは、命の源“食”への危機感>
藤木さんご夫妻は、約9年間の準備期間を経て、今年4月に信州へ移住されました。
きっかけは、平成5年の平成の米騒動とも呼ばれた、米不足。
冷夏のため、日本の主食である米の収穫量が減少し、消費者はもちろん、卸売り業者までもが米の確保に奔走するなど、日本全体が大きな混乱となりました。
澄子さんは、お米を買うのに並ばなければいけないということにとてもショックを受け、「せめて家族全員が食べていけるだけの分は自分たちでまかないたい」と、農業やふるさと暮らしのことを考え始めたそうです。
ご夫婦で話合い、「千葉から通える地域」「土地だけでなく、家・農地がセットになっている」ことを条件に、移住地を探し始めました。
情報の収集源は、田舎暮らしに関する情報を専門に取り扱う雑誌。
そこで企画されていた<現地見学会>に、「ドライブがてらに…」と家族で参加。
まさにその場所が、飯山市の北原地区だったのです!
岩手・福島…と他にも見学会で訪れた県はあったものの、北原地区の風景にお二人は感動されたそう。
県内でも他に見学を重ねた地域もありましたが、希望条件をクリアし、眺めも良い・・・建物(古民家)もしっかりしてる・・・ということで即決断!
その後、正式に移住するまでの約9年間、千葉と長野を行き来する生活が始まりました。
<「ふるさと暮らし」のはじまり>
古民家を購入した最初の年から、早速農業に取り組んだ藤木さん。
長年の夢だった「ふるさと暮らし」の第一歩です。
長野県は周囲を高い山々に囲まれ、冷涼で降水量が少ないことから、全国と比較しても病害虫の発生が少ない傾向にあり、一等米の割合も、90%台と全国トップクラス。中でも、ご夫妻の暮らす飯山市は、県内でも美味しいお米がとれる地域なんです。
さらに購入した古民家には、農機具もあったため、農業を始めるにあたっての準備は万端!
これには藤木さんも大助かりだったそうです。
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