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Vol163■歩いて楽しい♪下諏訪の旅【3】

不思議な魅力!「万治の石仏」

こんにちは!「さっち」こと水谷悟子(みずたにさとこ)です。

下諏訪のぶらり歩きの旅も、いよいよ最終回。
今回は、私がこの旅でと~っても気に入ってしまった、この方をご紹介します♪


それは、「万治(まんじ)の石仏」。
諏訪大社下社春宮のすぐ横を流れる砥川(とがわ)沿いに続く砂利道を、奥へ奥へと歩いて行くと、小さな田んぼの中に大きな石仏さんが鎮座していました。


この大きさ分かりますか?

この石仏さんは、「万治三年」の銘が刻まれていることから、「万治の石仏」と呼ばれています。「万治三年」は1660年だから、350年以上前からここにいらっしゃるんですね。


石仏への入口は、こののぼり旗が目印

高さ2m余りの自然石にちょこんと頭が載ったこの石仏さんには、不思議な伝説があるんですよ。
「今から約350年前、諏訪大社下社春宮に奉納する大鳥居の材料にするため、石工が巨石にノミを入れたところ血が流れ出たので、石工は慌てて作業を止めた。その晩、石工は近くの山に良い石材があるという夢を見た。その山へ行ってみたところ、良い石材を見つけることができたので、石工はこの巨石を阿弥陀如来として祀った…。」
確かに石仏さんの体には、ノミを入れた跡が残っていました。

かつて下諏訪を訪れた芸術家の故・岡本太郎さんが、「こんな面白い物は見たことがない」と絶賛したことから、有名になった「万治の石仏」。昨年、長野県で行われた大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」のポスターにも登場し、そのユニークな姿が改めて注目を集めています。


私が小学生の頃の先生に似てる!?

大きな体とおおらかな顔つき、頭と体のアンバランスさ、不思議な伝説…と、私はすっかりこの石仏さんが気に入ってしまいました。
それに、「こんなところになぜ?」と思うような奥まった場所に、ひっそりと佇んでいるところもステキ。

この万治の石仏、地元でも大人気で、「まんじ君」というキャラクターまであるほど。いろいろな“万治グッズ”が登場しています。

下諏訪の観光拠点となっている「門前ひろば食祭館」のおみやげコーナーで、「万治くんストラップ」と「万治くんバッチ」を発見しました。
もうこの“ゆるさ”がたまらないっ!思わずストラップを購入してしまいました♪携帯電話に付けておくと話題にもなりそうだし、ちょっとかっこいいと思いませんか?


万治くんストラップ

また、食祭館の食事処には「万治の石仏カレー」なるものがあると聞いたので、食べてみることにしました。

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