農地整備課T1です。甲州道中を紹介します。
甲州道中は江戸から下諏訪宿で合流する中山道までの全長53里余(約210km)の道中です。なぜ甲州街道と呼ばずに甲州道中と呼ぶのでしょうか。それは海沿いではなく、道中ほとんど山の中だそうです。海沿いだと海道呼び、それが街道となったとのことです。
それでは、上諏訪駅からスタートします。まず上諏訪駅にある観光案内所から甲州道中のパンフレットをもらいましょう。これがパスポートの代わりになります。
こちらでは「マンホールカード」がいただけます。
駅前の国道20号を横断して右折します。
諏訪1丁目の交差点をまっすぐ行きます。
次の諏訪1・2丁目の交差点を左折します。
そこに精進湯跡の「お手湯」があります。上諏訪駅前から約300mです。温泉が流れ出ていて手を温めることができます。精進湯は江戸時代からあった温泉処で近くにある手長神社へ参拝する前に入浴して精進潔斎したことからこの名がついたとのことです。
お手湯脇の道をさらに先へ進みます。正面に諏訪郵便局が見えて甲州道中に合流します。
左折すると手長神社の鳥居が見えます。この鳥居から手長神社まで石段が230段あるそうです。
手長神社の御朱印です。以前はここで手長神社、足長神社、八劔神社の御朱印がいただけましたが、宮司が変わられたため、手長神社と手長神社旧本殿の彌榮神社の御朱印となりました。足長神社、八劔神社の御朱印は八劔神社でいただけます。(一つの御朱印ごとに500円)
手長神社の鳥居から約500m行くと一里塚の跡の石碑がありました。江戸日本橋から52里の一里塚です。
甲州道中を下諏訪宿の方へ進みます。途中で温泉寺に立ち寄りました。(一里塚から温泉寺まで約500m)
ここでは御朱印とテラカがいただけます。(御朱印300円、御朱印一枚につき、4種類のカードのうち、好きなカードを一枚いただけます。)
温泉寺の梵鐘から見た諏訪湖です。
住所〒392-0002長野県諏訪市湯の脇1丁目21−1
電話番号0266-52-2052
営業時間 御朱印受付 9:00~16:30
テラカのHPはこちら 諏訪旅HPのテラカの記事はこちら
甲州道中に戻って児玉石神社に立ち寄りました。(温泉寺から約300m)ここには「いぼ石」があります。
石のくぼみにたまった水でいぼを洗うとなおるといういわれがあります。
児玉石神社から約500m行くと先宮神社です。大きなケヤキの木がありました。諏訪市でも最大級で推定樹齢650年といわれています。
先宮神社から約700m行ったところにある清谷山寿量院阿弥陀寺に立ち寄りました。所持佛の阿弥陀如来が諏訪湖から現れたと言い伝えられています。
寿量院阿弥陀寺の御朱印です。※神社やお寺を訪問しても、宮司や住職が不在で御朱印がいただけないことはよくあります。次の機会に訪問していただきましょう。
お代は入口にある「慈悲の箱」入れてください。(お代の規定はないですが一般的な御朱印のお代を入れました。)
寿量院阿弥陀寺から約500m行くと下諏訪町に入り、棚田から諏訪湖が見えました。
そこから約300m行くと橋本政屋があります。甲州道中沿いの茶屋だったところで、高島城のお殿様がお忍びでこられたと言い伝えがあります。お殿様がお忍びで来られた部屋、こて絵の力蔵(りきぐら)、諏訪藩高島城より拝領のおひねりの松、石燈が見どころですが、現在は屋敷内の見学は行っていませんとのことです。
橋本政屋の駐車場からおひねりの松を見ることができます。
こて絵の力蔵(りきぐら)です。特別に撮影させていただきました。
屋敷の向かいには道祖神がありました。
橋本政屋から約200m行って柿蔭山房(しいんさんぼう)に寄り道しました。近代短歌のアララギ派の歌人島木赤彦の住居です。
島木赤彦の住居の見学を希望される方は下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館に申し込んでください。
申込みは10人以上で希望日の7日前までに申込んでください。
下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館 HPはこちら (トップページ上段の観光施設をクリックしてください。)※下諏訪町公式サイトへのリンクです。
〒393-0033長野県諏訪郡下諏訪町に市高木10616-111
電話0266-27-1627 FAX0266-27-9755
開館時間 午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
定休日 月曜日と祝祭日の翌日、年末年始 ※臨時休館する場合がございます。お電話でお問い合わせください。
柿蔭山房から約1.2km行くと、甲州道中最後の53番目の一里塚の石碑があります。
一里塚から約500m行くと承知川があります。
そこに承知川の橋石があるはずですが橋の近くにはありません。少し先へいったところの石垣の中にありました。
そこから約300mで諏訪大社秋宮です。諏訪大社は見所がいっぱい。是非訪れてみてください。
諏訪大社秋宮の御朱印です。
諏訪大社秋宮のとなりが塩羊羹で有名な新鶴本店です。和菓子も評判です。
新鶴本店 場所 諏訪大社秋宮隣 HPはこちら FBはこちら インスタはこちら
住所 長野県諏訪郡下諏訪町木の下3501
定休日 水曜日
営業時間 9:00~17:30
駐車場 無料 7台
電話 0266-27-8620 FAX 0266-27-0825
そこから約100m行くと甲州道中の終点です。甲州道中・中山道合流の地の石碑がありました。
そこには綿の湯の湯玉がありました。
お昼は、新鶴本店の向かい側にある神楽にしました。
中山道をしのんで巴御膳にしました。五平餅は妻籠宿(南木曽町)から取り寄せているそうです。五平餅のみそだれは神楽特製です。
こちらでは神楽御膳が定番です。
二十四節氣 神楽 HPはこちら 諏訪旅HPの神楽の記事はこちら
〒393-0015 長野県諏訪郡 下諏訪町立町3571
電話&FAX 0266-78-8868
営業時間 11:00~15:00 夜はご予約のみ
定休日 水曜日
秋宮の向かい側にそば処の山猫亭があります。隣は観光案内所です。甲州道中のパンフレットも出してくれました。
そば切りは中山道本山宿(塩尻市)が発祥といわれています。(そば切りの発祥については諸説あります。)
とろろ蕎麦です。トッピングがいっぱい。※冷たいぶっかけ蕎麦です。
とろろが粘り強くなかなか落ちてきません。
トッピングを全部入れてみました。
デザートの「そばちち」は1日15個限定です。
入口には手ぬぐいがありました。お土産に最適です。
手ぬぐいを部屋に飾る桜タペストリー棒も売っていました。
石臼挽き手打ち蕎麦 信州・下諏訪宿 山猫亭 本店
〒393-0015 長野県諏訪郡 下諏訪町立町3574
電話 0266-26-8192
営業時間 11:00~16:00 (売り切れ次第終了)
定休日 年中無休
来た道を戻って承知川の先に鎌倉街道の案内板がありました。
鎌倉街道ビューポイントへ寄り道しました。ここは「信州ふるさとの見える丘」に認定されています。長野県HPはこちら
地元の皆さんが整備された鎌倉街道を通って甲州道中に戻りました。
甲州道中のパンフレットは下諏訪駅の観光案内所にもあります。
甲州道中のパンフレットです。下諏訪町の甲州道中の見どころが詳しく載っています。
ここでは「トンネル・峠カード」がいただけます。長野県HPはこちら
万治の石仏のスタンプもあります。
茅野駅の観光案内所のパンフレットは甲州道中ではなく甲州街道となっていました。
こちらでは「マンホールカード」がいただけます。
上諏訪駅から下諏訪宿まで寄り道を入れて約6kmです。
無理のない行程で歩くことをおすすめします。
甲州道中のパンフレットを手に史跡巡りをする際は、交通安全に十分注意してください。
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