「マガモが教えてくれた!」と
望月先生は驚いたそうです。
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(犀川白鳥湖のコハクチョウ)
【環ちゃんの手術成功】
それから数日後の12月4日、
今度は鉛中毒のコハクチョウが担ぎ込まれてきました。
犀川白鳥湖に飛来していた、
頭が少し黒い、生まれて2年目の亜成鳥でした。
「よし、マガモに教わった通り手術するぞ」
と思った望月先生は筋胃の下部を切り、
長いピンセットを使って鉛を取り出しました。
そのコハクチョウは3日目に
スッと元気になりました。
そして12日目には
「こんな狭いところにはいられないよ。帰るよ」
と望月先生に訴えたそうです。
(水を蹴って飛び立つコハクチョウ 諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
そこで望月先生は
「アルプス白鳥の会」の人たちにコハクチョウを渡し、
保護した場所より5キロ下流の
「御宝田(ごほうでん)遊水池」に連れてゆきました。
望月先生はそのコハクチョウに
「環(かん)ちゃん」という名前を付けました。
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