「シベリアと日本をいつまでも巡るように」
という願いを込めた名前です。
(朝もやの中を飛ぶコハクチョウ 諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
環ちゃんは水面を泳いで
百羽ほどいたコハクチョウの群れの中に混じりましたが、
それから涙ぐましいリハビリをしたそうです。
池の土手をトコトコと歩いて登り、
そこから駆け下りて水の上でパタパタと羽ばたく。
しかし中々飛ぶことができず、
環ちゃんは毎日何度も
その「トコトコ」「パタパタ」を繰り返したそうです。
努力の結果一カ月後にはようやく高く飛べるようになり、
環ちゃんはシベリアに向けて北帰行しました。
(氷を蹴って飛び立つコハクチョウ /諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
環ちゃんは翌年犀川には来ませんでしたが、
もしかするとシベリアで奥さんを見つけ、
奥さんの越冬地の方に行ったのかもしれないと
望月先生は考えています。
(コハクチョウのつがい 諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
そしてその翌年の1994年(平成6年)12月、
望月先生は諏訪湖のコハクチョウ
「まあちゃん」に出会うのです。
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