しかしそのオオハクチョウは保護して12日目に、
「グワ」と小さく鳴いて息を引き取りました。
(「ありがとう」と言いたかったのかもしれません(泣))
(やせ細った鉛中毒のコハクチョウ 望月明義先生提供)
解剖したところ筋胃(きんい、すなわち砂肝)から
5ミリと3ミリの鉛の粒が見つかりました。
その後犀川で越冬していたコハクチョウも
保護されて病院に連れてこられましたが、
治療の甲斐なく命を落としました。
望月先生は
「来シーズンは絶対に直すぞ!」
と決意したそうです。
(望月明義先生)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【マガモのアドバイス】
次のシーズンである1993年(平成5年)の初冬、
今度はメスのマガモが担ぎこまれてきました。
(犀川に集まるカモたち)
鉛解毒剤の注射では助けられないことが分かっているので、
望月先生は手術で鉛そのものを
取り出すことに挑戦しました。
おもりは筋胃の中にあります。
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
諏訪地域振興局 総務管理課
TEL:0266-57-2903
FAX:0266-57-2904