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北に帰れてよかったね!諏訪湖と鉛とコハクチョウの話・上~白鳥はなぜ釣り用の鉛おもりを飲み込むの?~

しかもコハクチョウは他の水鳥よりも首が長いですから、
「岸釣り」の際に捨てられた湖底のおもりを
飲み込んでしまう確率が他の水鳥よりも高いのです。

鉛は水中では溶けませんから、
湖底には何年も前に捨てられたおもりが
ずっと残ったままになっています


(諏訪湖でマコモの根を食べるコハクチョウ /諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)

それが水鳥の腺胃の中にとりこまれると、
胃酸によって鉛が溶け始めます。

数日後に鉛の塊は筋胃に送られ、
攪拌されることで一層溶解が進みます。

ヒトのような「単胃動物」の場合、
飲み込んだ金属塊は数日で排泄されます。

しかし鳥の場合、
一旦筋胃に取り込まれた鉛塊は
半数以上が排泄されることなく、
溶け切るまで筋胃内に滞留してしまうそうです。

(繊維質が多くミネラルが豊富で、
かつ蛋白質や脂肪が少ないエサだと
鉛は幾分排出されやすくなるそうです。
つまりこうした条件とは正反対の「パン」を食べていると、
鉛中毒のリスクは高まるということです。
それに下痢をして体調を崩しますから、
水鳥には絶対にパンを与えないでください)

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