この病院の院長である獣医師の望月明義先生は
「日本白鳥の会」の前会長で、
これまで鉛中毒にかかったコハクチョウを
何羽も助けてきたからです。
(コハクチョウの記録写真を撮る望月先生 諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
望月先生がレントゲン写真を撮ると
筋胃(きんい、つまり砂肝)の中に
鉛おもりと金具が写っていました。
(中央右寄りの胃の中におもりが写っている 諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
その後コハクチョウは
「日本野鳥の会諏訪支部」の名誉支部長で
かつ県の野生傷病鳥獣救護ボランティアでもある
岡谷市の林正敏さんのもとに届けられ、
解剖が行われました。
(コハクチョウを解剖する林正敏さん 諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
コハクチョウの筋胃の中からは
胃酸で溶けかけた長さ約2センチの鉛おもりと、
長さが1.6センチと1.1センチの針金が2個、
さらに板状の金具も見つかりました。
飲み込んだおもりは2個で、
うち1個は完全に溶けて留め金だけになっていたのです。
(摘出されたワカサギ釣りの仕掛けと思われる
鉛のおもりと釣り針)
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