昨年解剖されたコハクチョウも
筋胃の中の小石は全て緑色に変色していました。
また脂肪腺の機能障害で羽根の脂分が抜け、
羽根が濡れてしまっていました。
死ぬまでの間、
ずいぶん苦しかったに違いありません。
(埋却されたコハクチョウ 諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
そのコハクチョウは、
諏訪湖白鳥の会の人たちの手によって、
横河川河口近くに建てられている
「鳥獣供養の碑」の近くに
丁寧に埋却されました。
(鳥獣供養の碑)
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しかし、死んでしまうコハクチョウばかりではありません。
実は獣医師の望月先生は、
これまでに数多くの鉛中毒の水鳥を
助けてきているのです。
それについて不思議なエピソードがありますので、
次の回でご紹介いたします。
(2020年(令和2年)に諏訪湖に飛来したコハクチョウ)
※補足
実は今年諏訪湖に来たコハクチョウたちの中に
アメリカコハクチョウ(左端)の成鳥が一羽混じっていました。
コハクチョウとアメリカコハクチョウのつがいのようなのですが、
幼鳥を伴ったこの家族は
諏訪湖と犀川を行ったり来たりしていたようです。
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