まずやったのが翼の診察です。
翼を広げられたオオタカは
「何をするんだ!」という顔で振り向いていますね。
でも林さんは翼の構造を知り抜いています。
翼を広げる角度が余りにも自然で優しかったためか、
オオタカはみるみる落ち着いてきました。
オオタカはされるがままになり、
さきほどまで暴れていたのが
嘘のように静かになりました。
羽根が背中にそろっているのを見て林さんは
「翼を骨折しているとだらんと垂れてしまうから
こんな風に尾羽の上にはそろわないんだよ」と言いました。
また、オオタカの羽根の中に指を差し込み
体温が落ちていないかも調べました。
人間は病気になると熱が上がりますが、
平熱が40度ほどの鳥たちは、
体調が悪くなると冷えてくるのです。
オオタカは足や翼の骨折がなく、
体温も十分にありました。
一方、最も心配されたのが
衝突の衝撃による脳内出血でした。
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