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【元気づくり支援金】里山の自然を楽しもう!小泉山体験の森(パネル展開催中)

「♪うさぎ追いしかの山、小鮒釣りしかの川・・・」。
どうも、企画振興課のJOJOです。

みなさんもご存知の唱歌「ふるさと」。日本の原風景である里山(さとやま)が描かれており、郷愁をかきたてられます。ちなみに作詞したのは高野辰之という中野市出身の信州人です。

「里山」という言葉に明確な定義はありませんが、「人々の生活や遊びと密接な関係にあった人家に隣接する裏山」といったところでしょうか。
JOJOも幼少の頃は、クワガタ採り(採れるのはカナブンばかり)、山菜・キノコ狩り(アケビが美味かった)、秘密基地づくり(親にはバレバレ)、落とし穴づくり(木の枝を尖らして中に仕組むガチのやつ)、ドングリ採取(焼いて食べてました。正しくは「火遊び」と言うのかもしれません。)など、里山で遊んだ経験が懐かしいです。でも、さすがにうさぎを追いかけたことはありません。。。

そんな里山。昔は全国どこにでもあった当たり前のものでしたが、戦後の燃料革命、産業構造の変化、森林所有者の高齢化などの様々な要因から手入れ不足となり、現在では多くの里山で荒廃が進んでしまっています。また、荒廃したことで「危険な場所」と認知されるようになり、子どもの放課後や休日の過ごし方が変化してきたこともあり、里山で遊ぶ光景も見られなくなりました。

しかし、このような中、茅野市のほぼ中心に位置する小泉山(「こずみやま」と読みます)では、「昔、小泉山周辺の川で遊び、山を駆け回った経験を今の子どもたちにも!」という熱い想いを持った周辺住民と、その想いに共鳴した地元小中学校の先生やPTA関係者とが、平成13年に「小泉山体験の森創造委員会」を立ち上げ、市役所も協働しながら、里山整備や自然体験学習に継続して取り組んでいます。

例えば、遊歩道の補修、看板類の補修、草刈り、支障木の枝払い、保育園児や小学生の登山、オオムラサキの保護、元旦登山イベント、植物観察会、山開きイベント、活動パネル展示など、その取り組みは多岐にわたります。

そのうち、今年度の看板類の補修には、県の「元気づくり支援金」が活用されました。
これは、老朽化した看板類を付け替えるものですが、その作業には地域の小学生と親に参加してもらい、世代間交流や小泉山に親しんでもらう機会にしてもらうこと、また、整備が進むことで地域住民の健康づくりや憩いのとしての活用を促進することを目的に行われました。

こんな地域に愛され、整備・利活用されている小泉山。皆さんも出かけて、里山の自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。幼児から大人まで楽しめるカラマツ・アカマツ・クヌギ・コナラの森があり、ちょっとハイキングするのにちょうど良いです。キレイな草花、珍しいチョウに出会えるかも。駐車場も完備。山に登ると富士山、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳が望めます。三角点もあります(これは興味ないよね?)。

また、現在、茅野市役所1階のロビーにおいて、「小泉山体験の森」の紹介、今年度の活動記録と写真、オオムラサキ保護活動の記録のパネル展示が行われています。令和2年3月13日(金)まで開催中ですので、ぜひ足を運んでご覧ください。

JOJOとしては、このような里山の整備や利活用の取り組みが、各地に広がってほしいなあと思います。そして、人と自然がもっと身近な存在となって仲良くなり、お互いが元気になっていくとイイっすよね~。

【茅野市公式HP】
「自然体験学習の森『小泉山』」(パンフレットもダウンロートできます)
https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/shogaigakushu/848.html

「小泉山体験の森パノラマビュー」
https://www.city.chino.lg.jp/site/360do/360kozumi.html

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