「自分は捕まった!人間に殺されるのかもしれない!」
と思ってパニックになったのでしょう。
ケージの檻の部分に指をかけると
爪やくちばしの一撃をくらいそうでしたので、
茅野署員といっしょにケージの底の部分を持って車に運び込みました。
運んでいる間、
暴れているオオタカに私はずっと
「怖くないからね。大丈夫だよ」と話しかけていました。
車に乗せるとオオタカは大人しくなりました。
最初は車の後部の荷台に乗せていたのですが、
少しでも不安を解消できればと思い
助手席にケージを移しました。
そこならオオタカが運転者である人間を、
まじまじと観察できると思ったからです。
オオタカはこちらの意図を
読もうとしていたのでしょう。
片時も私から目を離しませんでした。
そこで即興で思いついた
「オオタカの歌」を繰り返し歌ったところ、
安心したのかオオタカは
こちらに背を向けたまま
ケージの中の運転席に一番近い場所で休憩し始めました。
「人間は怖いものだと思っていたが、
そうとも限らないのかもしれない」
と思い直したのかもしれません。
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