【ヤマネは「生きた化石」】
背中に暗褐色の線があることから
一目で見分けられるヤマネ。
頭から尾の先まで11cm前後で体重は20gほど。
日本の固有種で国の天然記念物に指定されています。
また長野県版レッドリストでは準絶滅危惧種となっていて、救護する野生傷病鳥獣の対象になっています。
(「救護後、赤ちゃんを口にくわえて運ぶニホンヤマネのお母さん」写真・Ⓒ西村豊 ネイチャーフォト・プロダクション提供)
そんなヤマネは50万年前の化石が見つかっていて、「生きた化石」とも呼ばれています。
本州、四国、九州の低山から亜高山帯の森を棲み家とし、メスは1ヘクタールに1頭、オスは2ヘクタールに1頭ほどのなわばりを持つと言われています。
棲み家はもっぱら木の上。
細い枝にぶら下がったり枝の間をジャンプしたりしながら、アケビ、ヤマブドウなどの果実や昆虫を食べています。
春には樹洞や岩の割れ目、別荘や山小屋の戸袋などを利用してコケや樹皮を集めた巣を作り、3~5匹の子供を産みます。
一方、外気温が9度以下になる11月上旬から4月中旬ごろまで樹皮の隙間、落ち葉の下などで冬眠します。
夏場に体重が20gほどだったヤマネは秋にせっせとエサを食べ、30gほどに太ってから冬眠に入ります。
(しかし中には、しっかりと皮下脂肪がついていないにもかからわず、冬眠に入ってしまうヤマネもいるということです)
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