【冬眠ヤマネを見つけたら】
では、冬眠中のヤマネを見つけたら
どうしたらよいのでしょう。
■まず自然の中で見つけた場合は、そのままそっとしておいてください。
ヤマネは「ここなら体温が0度以下にならないだろう」という場所を探して冬眠しています。
それ故むやみに動かさない方がいいのです。(雪の中は、30㎝以下はほぼ0度です)
(「救護後、スズメバチの巣で子育てするヤマネ」写真・Ⓒ西村豊 ネイチャーフォト・プロダクション提供)
■次に標高の高い場所にある別荘の一角などで見つけた場合。
(冬眠しているヤマネが発見されるケースの9割が「建物内」でのことです)
真冬の別荘は室温がマイナス5度以下まで下がることがあります。
しかし押入れの布団の中で冬眠しているのなら布団の中がヤマネの体温でほんのり温まりますので、
できればそのままにしておいてください。
しかし戸袋など明らかに冷えすぎる場所で見つけた場合は、凍死する可能性があります。
また、これから暖房をつける部屋の片隅で見つけた場合は、ヤマネを起こしてしまうことになります。
このほか、布団を使うのでヤマネを動かしたい。
建物内にヤマネがいるのが嫌だという人もいるでしょう。
そんなときはどうすればよいのか。
ヤマネは国の天然記念物で文化財保護法に守られていますので、個人では保護飼育ができません。
西村さんは「救護ボランティアまで連絡が欲しい」と言います。
長野県の諏訪管内で冬眠中のヤマネを見つけ、そのまま放置できない場合は諏訪地域振興局林務課(0266-57-2919)までお電話ください。
(「スズメバチの巣を利用して作られていたヤマネの巣」写真・Ⓒ西村豊 ネイチャーフォト・プロダクション提供)
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