2018.05.11 [ その他南信州の観光・自然・花 ]
南信州の今月の花「カーネーション」
農業改良普及センターのHです。
5月を代表する花は?と聞けば、多くの方が「母の日のカーネーション」を思い浮かべるのではないでしょうか?
母の日は西暦1910年に、アメリカのウエストバージニア州で始まり、1914年に正式に「母の日」として制定されたそうです。
ある女性が「母が好きだった白いカーネーションを母の追悼式で参加者に配った」ことが、母の日の起源でありシンボルと認識されるに至ったそうです。日本で初めて母の日のイベントが開かれたのは明治末期頃であり、当時教会で行われたイベントによって、人々の間に広まったと伝えられています。
長野県は、全国でカーネーションの切り花本数第一位を誇っており、南信州でも年間で300万本余りのカーネーションが出荷されています。
今日は飯田市の村沢さん(飯田花卉組合所属)のお宅にお邪魔しましたが、母の日に向けた出荷で大忙しでした。
パートさんたちも大忙しです。
村沢さんは約1,000坪の施設(ガラス温室、パイプハウス)で10種類以上のカーネーションを栽培しており、一年中途切れることなく出荷しています。
関西方面に6割、関東方面に4割出荷されるそうです。
村沢さんは、平成30年2月22日に東京都の大田市場で開催された、日本花き生産協会主催による「平成29年度全国花き品評会カーネーション部門」において、全国から出品された240点の中から、第5位の「東京都議会議長賞」を受賞しました(長野県では唯一の入賞でした)。
日々の細かな管理が、品質を左右します。
生育は天候にも左右されます。
カーネーションの花言葉は、色によりさまざまな花言葉があるようですが、母の日に贈られるカーネーションの花言葉は、「女性の愛」や「感覚」、「感動」、「純粋な愛情」などだそうです。
最近の母の日の贈り物は、カーネーションや花に限らず、衣類やお菓子など様々に多様化しているようですが、それでも定番としてのカーネーションの存在は大きいものがあります。
今年の母の日は、平成30年は5月13日(日)です。何をプレゼントしようかお迷いのようでしたら、母の日の起源にならい、定番のカーネーションを贈ってみられてはいかがでしょうか?
カーネーションの魅力は「花もちの良さ」「色や大きさが多彩」などがあります。カーネーションを中心とした花束は、きっと誰に送っても喜ばれることでしょう。
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