2015.03.11 [ 南信州の観光・自然・花 ]
魅力満載のローカル線!飯田線(23)人と電車のマッチレース「下山村駅」
ところで、先ほど、飯田線が飯田市中心部を大きく迂回するように走っている、と言いましたが、なぜそうなったのでしょうか。
この路線ができたのは大正時代のことですが、当時の伊那電気鉄道(飯田線の前身の一つ)は、当初、天竜川に沿って直線に線路を通す予定だったそうです。
ところが、そうなると飯田の中心部から外れてしまうことを懸念した、当時の飯田町が資金や敷地を提供するなどして強く要望した結果、今のような路線になったそうです。
こうして生まれた飯田線の巨大カーブですが、これを利用して面白いことができます。
それは、人と電車のどっちが早く辿り着けるかという競争です。
下の地図をご覧ください。
この下山村駅から5つ先に「伊那上郷駅」があります。(下山村→鼎→切石→飯田→桜町→伊那上郷)
大きく左にカーブしている灰色の線が飯田線、ほぼまっすぐに延びている青色の線が歩いた場合の道順です。
この2駅間は、飯田線だと6.4kmですが、歩くと約2kmです。
これまで、下山村駅から走って伊那上郷駅に電車より早く辿り着けるか、という競争を試みた人がいるそうです。
それを聞いたら、自分もやってみるしかない!ということで、今回挑戦してみました!
(あまり体力に自信はありませんが・・)
競争するのは、午前8時ちょうどに下山村駅を発車する下り電車です。
伊那上郷駅に到着するのは、8時22分。さて、間に合うのか。
さあ、電車がやってきました。
運転士がマスクをしていて、左上の数字が5001の電車です。
さあ、電車が到着しました。
ドアが開くのを待って、いよいよスタートです!
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