南信州お散歩日和 南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

深見のため池(阿南町)

農地整備課のGGYです。

今回は、阿南町にある農業用ため池の「深見池」を紹介をします。

長野県内には農業用ため池が1,885箇所あり、南信州管内には262箇所あります。(令和6年3月1日時点)

ため池はその形態により、「谷池」「皿池」に区分されます。

谷池:谷をせき止めて造られたため池

皿池:平地の窪地の周囲に堤防を築いて造られたため池

深見のため池は形態は皿池ですが、1662年5月1日の京畿大地震の際、地すべりによって生じた窪みに水が溜まってできた天然のため池です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ため池の面積は2.2ha、周囲約700m、深さ8.5mで、面積の割に水深が深いことから、3月から10月までの間、深層の水が大気に触れることがなく、4m以深では水中の酸素がなくなり、表層付近でしか魚類などは棲めないということです。

深層水に酸素がない期間、水深4~6m付近は光合成硫黄細菌が繁殖し、窒素・りん等の栄養分を消費するため、夏季でもアオコ繁殖による水の汚濁が生じないとのことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

当課では、平成3年~6年度にかけて、豊かで潤いのある空間の創出を目的に、水環境整備事業により親水護岸の整備を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、令和5年度には、中山間総合整備事業により、ため池まわりの遊歩道の再整備(ゴムチップ舗装)を行い、大下条小学校の生徒によるマラソン大会に利用されるなど、地域に親しまれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、この池では毎年7月第4土曜日に「深見の祇園祭」行われます。(下記の記事参照)

新旧花火の競演~県選択無形民俗文化財:深見の祇園祭~

以上、ため池の紹介でした

この記事に関するお問い合わせ先:南信州地域振興局 農地整備課水利防災係 TEL:0265-53-0419

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