2025.06.02 [ 南信州の観光・自然・花 ]
光岳(てかりだけ)防鹿柵設置作業に行ってきました(前編)!!
農地整備課のGGYです。
5/30~6/1の3日間、休暇を取得し、南アルプスの光岳(標高2,591m)へ防鹿柵※設置作業に行ってきました。
※防鹿柵:ニホンジカによる高山植物の食害を防ぐことを目的に設置する柵。「常設型の鋼製柵」と「無雪期のみ設置するネット柵」があります。
今回の作業では、環境省をはじめ、南信森林管理署、飯田市役所、伊那市役所、光小屋及び南信州山岳文化伝統の会の有志、総勢10名が参加。
自宅を4:40に出発し、飯田市南信濃にある芝沢ゲートに7時に集合。雨の中、易老渡(いろうど)から入山!!
易老渡から1時間ほど登ると、新雪をまとった聖岳の雄姿を目にすることができました。
面平キャンプ場(標高1,480m)に9時半頃に到着。この日は、ヤマビルにやられた方もいました・・・
面平からも急登が続きます。
易老岳(標高2,354m)の手前では、先発隊の南信州山岳文化伝統の会2名が滑落しそうな箇所の登山道の整備をしていました。
張り替えられたばかりのロープを伝って岩場を超えていきました。
易老岳(標高2,354m)~三吉平にかけてはバイカオウレンが今が盛りと咲き誇っていました
三吉平にでは、ハリブキ(ウコギ科)の芽が食害を受けていました。タラの芽と同じ科ですから、ニホンジカにとっては、きっと美味しいんでしょうね
【枝先の白い箇所が食痕、奥の方の芽がある所は被害を受けていない部分】
三吉平周辺ではミネザクラが咲いていました。しばし、花見気分を堪能
三吉平の登りが始まるあたりまで来ると、残雪が多くなってきました。
アイゼンを装着したり、キックステップで滑らないように残雪を登りました。
静高平(しずこうだいら)ではバイケイソウの芽出しがみずみずしかったです
イザルガ岳をバックに咲くショウジョウバカマも可憐で美しかったです
静高平では水を補給。
ネコノメソウが黄色の可愛らしい花を咲かせていました。
亀甲状土の中にある木道が現れると、光小屋はもうすぐ
17時に光小屋到着。小屋の前のお花畑には翌日から作業する防鹿柵の支柱を受けるポールが見えていました。
続きは、後編へ
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