なお、市道上村1号線及び林道御池山線(地蔵峠分岐~しらびそ高原~下栗はんば亭上三叉路)は、
4月中旬まで冬季閉鎖しております。
しらびそ高原へ行かれる方は最新の道路情報を入手してからが良いと思います。
南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!
2021.03.17 [ 南信州の観光・自然・花 ]
農地整備課の中年Yです。
3/14(日)、㈳南信州山岳文化伝統の会の方や「しらびそ高原 天の川」の方と一緒に、冬季のしらびそ高原の観光資源発掘調査に参加してきました。
調査の目的は、「本格的な登山でなくても、アルプスのパノラマを眺めながら白銀の世界を気軽に楽しめるコース」の発掘です。
今回調査に参加したのは6名で、飯田市出身の登山家である大蔵喜福(おおくらよしとみ)さんも一緒でした!!
「しらびそ高原 天の川」に向かう道中、落葉松の霧氷に目を奪われました。山一面、朝陽を受けて白銀に輝いていました。
しらびそ高原に到着すると、南アルプス荒川岳が雪煙を上げており、これを見た大蔵さんは「まるで、ヒマラヤのようだ!!」と感動している様子でした。私はヒマラヤに行ったことはありませんが、大蔵さんが言うのですから、きっと、ヒマラヤはこんなイメージなのだとうなずきました。
(※大蔵さんは厳冬期エベレスト北壁の最高地点到達者(1986年8,450m)で、
今もその記録は破られていません。)
【雪煙を上げる南アルプス荒川岳】
「しらびそ高原 天の川」に到着後は、スノーシューを装着し、冬のしらびそ高原の観光資源調査に出発(10:00)!!
出発して間もなく、中央アルプスが目の前に広がりました。
【写真右奥が中央アルプス】
北に目をやると、尾高山(標高:2,212m)がそのなだらかな頂を見せていました。
【写真右奥が尾高山】
調査は、しらびそ高原から南方の御池山(標高:1,905m)方面に伸びるハイキングコースに沿って行いました。
【写真中央右手に見える建物がしらびそ高原 天の川】
霧氷の木立の中を進んでいきましたが、まるで桜並木のトンネルのようでした!!
南東に目を向けると、光岳が見え、頂上直下には光石(てかりいし)も確認できました。
【写真中央のピークが光岳、頂上の右手に光石(てかりいし)】
【拡大写真:光岳、頂上の右手に黒く飛び出しているのが光石(てかりいし)】
それにしても、間近に見る南アルプスは迫力があります。
夏場は熊笹があるので、コース外にはみ出すのは大変ですが、雪があると熊笹の上も難なく歩けるので、夏場ではコースから見えない眺望も積雪期の今だから味わうことができました。
【写真左手奥のドーム型に見えるのが塩見岳その右隣は小河内岳、写真右手は荒川岳】
聖岳も雪煙を上げ、三角錐の美しい山容を見せてくれました。
【写真中央右手が聖岳、中央左手は兎岳】
冬場は木々に葉がついていないので、眺望も良好です。
【南アルプスの峰々をバックにハイキングコースを進む】
「しらびそ高原 天の川」を出発してから1時間20分、しらびそ高原と御池山との中間地点にある
焼山(標高:1,976m)に到着。(11:20)
【焼山頂上:調査隊全員で記念撮影】
頂上付近のダケカンバの枝は霧氷をまとい、青空に映えていました。
帰りは、下栗集落としらびそ高原を結ぶ南アルプスエコーライン(林道御池山線)を辿って戻りました。
しらびそ高原に戻ると、真っ白な平原が待っていました!!(13:00)
【写真中央奥は中央アルプス、中央右手奥には北アルプス槍穂高連峰】
振り返れば、南アルプスの峰々が広がっています。
信州サンセットポイント100にも選定されているんですね!!
今回の調査では、3時間かけてコースを周回しましたが、冬季のしらびそ高原の魅力を充分に味わうことができ、「雪の無い国や都会の方が来てこの景色を見たら、きっと感動するだろうな。」という意見が出て、観光資源へ結びつける第一歩となりました。
なお、市道上村1号線及び林道御池山線(地蔵峠分岐~しらびそ高原~下栗はんば亭上三叉路)は、
4月中旬まで冬季閉鎖しております。
しらびそ高原へ行かれる方は最新の道路情報を入手してからが良いと思います。
【地蔵峠分岐のゲート(しらびそ高原側から撮影:2012.3.14)】
南信州地域振興局 総務管理課
TEL:0265-53-0400
FAX:0265-53-0404