2021.02.09 [ 南信州の観光・自然・花 ]
矢筈洞の高砂の滝(下伊那郡喬木村)
農地整備課の中年Yです。
2/6(土)、「禍誤除けの滝」の奥(上流)にある「高砂の滝」まで行ってきました。
1/30の「禍誤除けの滝(第2弾)」では、高砂の滝の手前で引き返したことを紹介しましたが、
今回はその先まで行ってきたので紹介します。
出発地点は、これまで紹介した矢筈トンネルのそばからです。この日は暖かかったので、歩き始めてすぐの場所にある湧き水は凍っていませんでした。
歩き始めて10分。完全結氷していない禍誤除けの滝を眼下に進みます。
【写真中央の白い部分が禍誤除けの滝】
禍誤除けの滝を眼下に通過して2分ほどで千畳岩です。一枚岩を流れ落ちる滝は見応えがあります!!
【千畳岩】
千畳岩を上から眺めるとこんな感じです。
【千畳岩の上部から】
千畳岩を過ぎると全く道がありません。滑り止めのアイゼンとピッケルで沢沿いに慎重に進みます。
小滝を幾つも乗り越えて進みます。
歩き始めて一時間ほどで沢が二股に分かれました。
【南側へ続く沢】
東側の沢へ進むと、すぐに高砂の滝はありました。
【高砂の滝(遠景)】
近くまで行くと両側とも急峻な崖です。とても人は通れません。古道はこの滝を迂回するように、右岸側を通って矢筈峠へ抜けているとのことです。
【高砂の滝(近景)】
【滝の中段から下方を眺めた様子】
南側へ続く沢へも立ち寄ってみました。水量は少ないですが、氷瀑がありました。
近づくと、まるでシャンデリア!!
帰り道、沢の中で面白いものを発見!!(何だか分かりますか?)
実は沢を跨いだ倒木にぶら下がった氷でした。自然の造形は素敵ですね!!
最後にコロナの早期終息のお願いに禍誤除けの滝に立ち寄りました。
土台の氷塊をよく見ると、布袋尊に見えてきました。
布袋尊は七福神中、唯―の実在人物。中国の戦国時代の禅僧で名を契此(かいし)といい、諸国を放浪して預言、託宣を行い、優れた予知能力から弥勒菩薩の化身とされたとのことです。
立春を過ぎましたので、今年も、禍誤除けの滝の完全結氷は叶わないと思いますが、冬だからこそ目にできる造形が神秘的な世界を繰り広げてくれました。
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