2018.10.06 [ 南信州の観光・自然・花 ]
南信州”登山”日和 ~塩見岳高山植物保護ボランティア活動!~
農地整備課の中年Yです。
9月15日(土)~17日(月)の3日間、南アルプス塩見岳(標高3,052m)へ高山植物保護ボランティアに行ってきました。(※ニホンジカの食害を防ぐ柵を設置する作業など)
静岡県の有志と一緒に、6月上旬の三伏峠(さんぷくとうげ)、7月中旬の聖岳に続き、今年3度目となります南アルプス高山植物保護ボランティア作業に行ってきました。今回の作業は鋼製防鹿柵の修繕と塩見岳山頂直下の植生復元ネット敷設、季節型の防鹿ネットの撤去作業でした。
初日は、あいにくの雨の中、39名の参加者(内、静岡県の高校生ボランティアが19名)が6時半過ぎに鳥倉林道終点の登山口を出発しました。
三伏峠小屋に到着後は着替えをして、12時からの作業に備え、腹ごしらえと休憩を取りました。
12時からは小屋の南側にあるお花畑の鋼製防鹿柵の修繕を行いました。雪の重みで垂れ下がった柵をネジをいったん緩めてから張り直す作業です。
11年前からこの活動に一緒に参加しているベテランの諏訪地域振興局農地整備課の中年Mが作業に先立ち高校生へ技術指導を行ってから、作業に取り掛かりました。
【高校生に技術指導をする諏訪地域振興局農地整備課の中年M】
悪天候にもめげずに、どんどん作業は進みます。
柵の中では、食害を免れたタカネマツムシソウが咲いていました!!
初日は雨の中の登山、そして悪天候の中の作業で疲れたせいか、夕食の後は19時半にはみんな床に就きました。
翌日は、塩見岳東峰山頂直下の植生復元ネット敷設です。4時50分から朝食を摂り、5時20分に三伏峠小屋を出発しました。7時40分に塩見小屋に到着し、各自のリュックに浸食された斜面に張る椰子マットやシュロ縄、ペグなどを詰め込みます。
【椰子マットを詰め込みパンパンのザック】
準備が整った人から順々に山頂を目指しました。
【塩見岳東峰山頂(標高3,052m)にて】
何も視界が利かない山頂に暫くいると、一瞬雲が切れて、ものすごい雲海が現れました!!
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