南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

山国信州の夏、学校登山開幕!!

農地整備課の中年Yです。

7月25日(月)、飯田市鼎中学校の学校登山に地域ボランティアとして参加しました。

山国信州ならではの伝統である学校登山の歴史は古く、その始まりは明治中頃と言われ、1913(大正2)年に中央アルプス駒ケ岳で起きた中箕輪尋常小学校高等科2年(現箕輪中学2年)の遭難事件は、新田次郎の小説「聖職の碑」でも広く世に紹介され、その遭難記念碑は将棊頭山に今もあり、往時の記憶をとどめています。その遭難から今年で103年が経ちます。遭難慰霊碑とせず、敢えて「記念碑」とした経過は小説に詳述されているところであり、その精神は風化されず、今もなお県内各地の学校において脈々と受け継がれてきましたが、近年行わない学校も増えてきているようです。

鼎中学校では山岳ガイドや地域ボランティアを活用することで、2013年から中断していた学校登山を昨年から2年生を対象に西駒(木曽駒ヶ岳)登山として復活しました。

当日は朝5時30分から学校で出発式があり、隊長の市場校長先生から「帰ってきたら皆さんに楽しかったか質問します。」と挨拶があり、生徒109名、先生10名、ボランティア5名の総勢124名が4台のバスに乗り5時45分に学校を出発。

数日前までの天気予報は雨でしたが、8時に千畳敷駅(ロープウェイ終点)までいくと青空が広がっていました。

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8時40分から登山ガイドさんのお話を聞いて、いざ出発!!

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登山道沿いには高山植物が咲き揃い、子供たちに元気をくれました!!

 

 

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【左からチシマギキョウ、タカネツメクサ、コマクサ】

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千畳敷カールを出てからは、途中2回の休憩を経て本岳山頂到着

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【山頂(2,956m)で休憩する子供たち】

頂上付近から馬の背付近では西駒特産のヒメウスユキソウ(別名コマウスユキソウ)が可愛らしい花を咲かせていました。この花は長野県特別希少野生植物に指定されており、大事に守っていきたいですね!!

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最後の下りは30分ほど雨に降られましたが、全員無事に下山!!17時30分に学校での到着の会で、隊長の市場校長先生から「また、登ってみたい人」の質問に手を挙げたのは10人程度、「二度と登りたくない人」の質問には挙手したのはたった2名。手を上げない子供たちの多くも含め、きっと今回の登山が胸に深く刻まれたものと信じています。

なお、鼎中学校では今回の登山の事前学習として、7/20に飯田市立美術博物館の企画展「高山のダイナミズム~天井の世界をめぐる~」を見学し、山への理解を深めた上で、今回の登山に臨んだとのことでした。

この企画展は9/25まで開催されており、伊那谷の2つの山脈がどのように形成され、高山とはどのような世界なのかを紹介しています。信州の山を理解する絶好の機会ですので、是非足を運んでご覧になってはいかがですか。

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