2016.08.02 [ 南信州の観光・自然・花 ]
南アルプス高山植物保護ボランティアに行ってきました(聖岳の巻)
農地整備課の中年Yです。
7月16日(土)~18日(月)の3日間、南アルプス聖岳(標高3,033m)へ高山植物保護ボランティアに行ってきました。(※ニホンジカの食害を防ぐ柵を設置する作業など)
南アルプス高山植物保護ボランティア作業の一環として、聖岳へ行きました。
例年では、飯田市南信濃の便ケ島から入山するのですが、今年は便ケ島へ通ずる道が崩落したことで行けなかったため、静岡県側の畑薙ダムの方から入山しました。(※飯田市の情報では、飯田市南信濃便ケ島登山口へは、仮橋が設置され7/16~タクシーは入れるようになりましたが、一般車両が入れるのは目途が立たないとのことです。)
作業前日の7/15(金)は、18時過ぎに飯田を出発し、国道151号線を阿南町新野を経由して南下し、鳳来峡IC~新東名の静岡ICを通り、畑薙第一ダムの沼平ゲートに朝の4時に到着。集合時刻の6時、通行許可車両5台で総勢30名が出発。
車は未舗装の悪路を大井川上流に向かって進み、赤石ダム近くの聖沢登山口に7時10分に到着。
【静岡県大井川沿いにある聖沢登山口】
聖沢登山口杉やヒノキの林の急登から登山が始まり、約1時間で聖沢吊り橋に到着します。
【聖沢吊り橋】
ここからは急登です。途中登山道沿いの花々に元気を頂きながら登りました。
【ハクサンシャクナゲ】【センジュカンピ】
【ゴゼンタチバナ】【ヤグルマソウ】
途中の、岩頭滝見台からは、ガスが立ち上る中、聖沢を隔てて奥聖岳の山腹から流れ落ちる二本の細長い滝を見ることが出来ました。
【左のピークが聖、中央が奥聖】【幻想的な滝】
寝不足がたたり、最後はバテ気味になりながらも11時過ぎに標高2400mの聖平小屋に到着。13時30分から作業開始です。それまで各自昼食をとって暫し休憩。植生を傷めないように参加者全員が持参の地下足袋に履き替えます。
作業は、「鋼製防鹿柵の修繕」、「斜面崩壊地の植生復元ネット敷設」、「登山道修復及び道脇の植生復元ネット敷設」。小屋から作業場所まで各種資材を肩に担いで運搬します。
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