2013.11.06 [ 南信州の観光・自然・花 ]
飯田下伊那の野鳥(その1)
日本野鳥の会の創設者である中西悟堂は、その著書定本野鳥記の中で飯田の街はクロツグミという野鳥がスズメのように数多くいて驚いたということを書いています。私もかつて、赤門前の電線で囀っている姿を見たことがあります。
今ではそのような場面は、もう見ることはなくなってしまいましたが、それでもまだ郊外へ出れば、まだまだ沢山の野鳥に出会うことができます。
今回は飯田下伊那の特徴的な野鳥としてケリを紹介します。
ケリは、大きさはハトほどでチドリの仲間としては大型の種類です。東海から近畿地方に多い鳥ですが、飯田市の田園地帯でも繁殖しています。
性格はかなり攻撃的なところがあって、繁殖期には自分より大きな生き物にも向かっていきます。この性格が、田園地帯という開けた環境で、天敵にも見つかりやすい場所で繁殖する、生き残りの作戦なのかもしれません。
↑トビ(左)に向かってスクランブル発進
↑伸びをする今年生まれの幼鳥
↑餌(昆虫などの小動物)を探す親鳥
【林務課】
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