2018.03.08 [ 飯田合庁だより ]
~「食事提供」と「学習支援」の現状と課題を話し合う~ 信州こどもカフェ推進「南信州子ども応援プラットフォーム」第2回全体会議を開催
総務管理課です。
食事提供や学習支援などの複数の機能を持つ子どもの居場所「信州こどもカフェ」の普及拡大に向けて、1月29日に「南信州子ども応援プラットフォーム」の第1回全体会議が開催され、連携・支援のためのネットワーク活動がスタートしたことは、このブログにおいても紹介しました。
この「南信州子ども応援プラットフォーム」の第2回目となる全体会議と分科会が、2月28日(水)に県飯田合同庁舎の502号・503号会議室において開催され、「食事提供」と「学習支援」をテーマに、37名の参加者により南信州地域における活動事例や課題の共有を図りました。
活動事例を紹介いただいたのは、南信州地域で活動をされている次の2団体です。
〇「食事提供」(発表者:NPO法人 Hug 理事長 市岡阿依さん)
- 「こどもカフェHug」として昨年5月より活動を開始。
- 松川町の上片桐駅近くの竹村会館で隔週木曜日と毎月第2・4の土曜日に開催。
- 利用する子どもは、当初3~4人であったが、現在は30人以上になっている。
「子どもたちが困ったときに行ける場所があること、自分を大切に思ってくれる人が居ること、みんなで温かい食卓を囲めること。こんな思いをみんなで共有したい。」といったお話がありました。
〇「学習支援」(発表者:飯田市ひとり親家庭福祉会 母子部長 上沼綾子さん)
- ひとり親家庭の学習支援を平成27年10月から始めて3年目。
- 昨年度は、県のモデル事業により、食事提供と学習支援の内容で開催した。
- 現在は、学習支援の活動として毎月2・4の土曜日に開催し、松尾、伊賀良、上郷、座光寺などの各地区からの参加者がある。
「発達障がいや不登校といった様々な課題を抱えていて保護者が悩んでいる場合も多い。ひとつの場所で大きく行うのではなく、いろいろな日程で、いろいろな居場所があって、子どもたちが選んで参加できるようになれば良い。」といったお話がありました。
事例発表の後は、「食事提供」と「学習支援」の2つの分科会に分かれて、地域資源・ニーズ・課題などについて意見を交換し、グループごとに発表を行いました。
〇「食事提供」の分科会では、
- 食事提供の安全面をどう考えるか(施設、調理方法、保健所の許可など)
- 様々な地域資源をどう活用するか(ひとりの子どもにいろんな支援ができることが理想。横のつながりをどう持つのか)。
- 子どもの居場所の立上げ方法、活動情報の発信方法(お互いの情報交換の必要性)
などが課題として出されました。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
南信州地域振興局 総務管理課
TEL:0265-53-0400
FAX:0265-53-0404