2013.10.30 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
大鹿歌舞伎秋の段~南信州マジカルミステリツアー②の2~
10月20日(日)大鹿歌舞伎の秋の定期公演に行ってきました。
当日はあいにくの雨。このため公演は定打場所の鹿塩の市場神社舞台ではなく、大鹿中学校体育館で行われました。
【大賑わいの体育館 県内外から1200人の人が集まりました】
【柳島村長も桜の女王もごあいさつ】
演目は「忠臣講釈 幕図 宅兵衛上使の段」と「六千両後日文章 重忠館の段」の2本です。
「忠臣講釈・・・」は、「仮名手本忠臣蔵」から。
討入りの仲間に加わろうとする寺岡兵衛門の姿を「太平記」の世界を借りて描いています。
【平衛門とその妹おかる】
【2人の太夫さんも懸命の弾語り】
「六千両・・・」は平家滅亡の後日談を悪七兵衛景清、畠山次郎重忠、その妻道柴、三保谷四郎邦俊、梶原平次景高そして源頼朝という6人の千両役者が熱演しています。
【手前が景清、奥2人目が頼朝】
【小学生も囚われた平家の姫・六代御前を熱演】
特に景清は映画「大鹿村騒動記」で原田芳雄さんが演じ、村のゆるキャラとしても活躍している大スター。今日はお会いすることができてとてもラッキーでした。
【左が景清、右が鹿丸】
観客もおひねりを投げたり、掛け声をかけたりして忙しい。
投げるタイミング、かけるタイミングというものがあり、なかなか難しいものです。
【役者が見得を切ったり、型を決めたりした時がタイミング。今はそうかな?】
最後は恒例のおシャシャのシャン。
これだけのものを創りあげる村の方々には、楽しみでやっているとは言え、本当に頭が下がります。
舞台を裏で支えた方々、また雨の中、駐車場の整理やシャトルバスの運行に当たられた方々など本当にお疲れ様です。
次は是非晴天の神社の舞台で見たいものです。
【よーぉ、おシャシャのシャン】
<地域政策課>
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