2022.12.28 [ 南信州の食・味・お土産 ]
南信州は柚子の季節!
南信州農業農村支援センターのHです。
12月15日から、泰阜村柚餅子生産組合では柚餅子(ゆべし)づくりが始まりました。
今年は柚子の収穫が遅かったということで、例年よりも一週間ほど遅いとのことです。
この日はお二人が、慣れた手つきで、下ごしらえをしていました。
加工の手順は、柚子の上部を切り取って、皮が破れないように果肉を取り出して、皮だけにします。
この皮だけになった状態の柚子を「柚子釜」というそうです。
その柚子釜に、味噌やクルミ、米粉などを混ぜたものを入れ、柚子の皮で蓋をして蒸したものを、室内で一か月ほど自然乾燥させて完成します。
柚餅子と呼ばれる食べ物は全国各地にあるようですが、これが南信州に伝わる柚餅子です。
できあがった柚餅子は、薄く切って、お茶請けやお酒のお供に最適です。
柚子の香りがして、甘しょっぱく、クルミの香ばしさもあり「珍味」と言いましょうか、なんとも奥深い味わいです。
泰阜村には柚餅子のほかに「柚子チョコレート」をつくっている事業者もあり、こちらもクリスマス前から、今年採れた柚子での加工が大忙しです!
泰阜村のお隣の天龍村でも、「NPO法人ツメモガキ」による柚餅子づくりと「(同)ゆずすけ」による各種柚子加工が行われています。
「泰阜村柚餅子生産組合」はこちらをご覧ください。
南信州の柚子に関する、過去ブログもご覧ください。
南信州ではあちこちに自家用としての柚子が植えられていますが、各家庭では使いきれずに、取り残された柚子があちこちに見受けられます。
南信州では12月になると、「もう冬用タイヤに替えた?」「いつ替える?」みたいなことが話題になります。
南信州にお越しの際は天気予報を参考にされ、場合によってはスタッドレスタイヤの装着や、タイヤチェーンを携行して、安全運転でお越しください。
【この記事に関するお問い合わせ先:南信州地域振興局 南信州農業農村支援センター 阿南支所 TEL:0260-22-3199】
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