南信州農業農村支援センターのHです。

各地で本格的に雪が降り始める頃といわれる二十四節気の一つ「大雪」を迎え、南信州も冬の装いです。
南信州でも南部に位置する「阿南町」「天龍村」「泰阜村」を中心に柚子が栽培されており、自家用の柚子味噌や、伝統食の柚餅子など、冬の食材として利用されています。

その中でも、天龍村の「合同会社ゆずすけ」、「NPO法人ツメモガキ」、泰阜村の「柚餅子生産組合」、「株式会社ゆず姫」などでは、販売用の柚子加工品を製造販売しており、本年産の柚子の収穫や加工が始まりました。

《天龍村》
「合同会社　ゆずすけ」では、地元産の柚子をたくさん買い入れて、「丸しぼり100%ゆず果汁」や「あらびきゆず胡椒」をはじめ、12品の加工品を販売しています。
⇒　https://yuzusuke.co.jp/?mode=cate&cbid=2527404&csid=0

【「ゆずすけ」本社売店にも、柚子を中心とした加工品がズラリ！】

【倉庫にも、柚子がぎっしりと積み上げられます。年間25トンもの柚子を加工するそうです。】
商品は、JAみなみ信州などの直売所や、通販サイトなどでお買い求めいただけます。
※長野県産品ECサイト送料無料キャンペーン対象商品です（対象期間：令和３年９月10日(金)〜令和４年１月31日(月)）。
詳細は、こちらをご覧ください。　⇒　https://nagano-shodan.com/nagano-mall

「NPO法人　ツメモガキ」では、過去に商品化されていた「坂部の柚餅子」を復活させるべく、昨年からその伝承を開始しました。
柚餅子を使った洋菓子なども、製造販売しています。
⇒　https://namaharumaki003.wixsite.com/tsumemogaki

【子供たちも、収穫のお手伝い！「いい匂いがするね！。」】

【斜面のお茶畑の隣にある柚子の大木。収穫は骨が折れます…。】

【柚餅子をクッキーにしてみました。】
商品は生産量が少ないため、今のところ販路は未定だそうです。
直接「NPO法人ツメモガキ」にお問い合わせください。
過去の柚餅子加工の様子は「神々が舞うゆべしの里　坂部の夏（天龍村）」として、当ブログでも紹介しています。　⇒　https://blog.nagano-ken.jp/shimoina/other/3998.html

《泰阜村》
「泰阜村ゆべし生産組合」では、伝統の味を守り、40年以上も柚餅子の加工を続けています。
https://vill.yasuoka.nagano.jp/docs/2635.html
商品は「五百石ゆべし柚子っ子（柚餅子）」と「柿巻き（柚餅子を芯にして、伸した市田柿で巻いたもの）」の2種類で、JAみなみ信州などの直売所や、通販サイトなどでお買い求めいただけます。
柚餅子の製造工程は、当ブログで紹介しています。　⇒　https://blog.nagano-ken.jp/shimoina/foods/35353.html

【低い、採りやすい場所は女性が担当。】

【高い場所は、高所作業車を使って、男性が収穫しています。】