2020.04.27 [ 南信州の食・味・お土産南信州の観光・自然・花 ]
一足早い初夏の話題?茶摘み講習会始まる!
南信州農業改良普及センター改め、南信州農業農村支援センターのHです。
4月14日(火)、天龍村でお茶の摘採講習会が開催されました。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、講師はマスクに拡声器を使い、農家もマスク着用で2m以上離れて、三密を避けるような配慮をして開催。
長野県最南端に位置する南信州の中でも、飯田市・阿南町・天龍村・泰阜村などでお茶が栽培されています。
主な特徴は次の通りです。
・栽培品種は「やぶきた」で、甘みのある濃厚な滋味と優雅な香気が特徴
・川沿いの傾斜地などで栽培されている
・品質の良い一番茶しか収穫しない
・天竜川などからの川霧が、美味しいお茶を育むと言われている
この地域では、漬物をお茶うけに、お茶は熱湯で入れて「ふうふう」冷ましながら飲まれています。
後継者不足で栽培面積は年々減少していますが、地域の重要な産業として、関係者は頑張っています。
圧巻の中井侍、棚田ならぬ棚茶園。
この地方の笑い話で「籠を転がしてしまったら、拾いに行くよりも買った方が早い」という話があるとか…。
主なブランドは、みなみ信州農協が販売している「赤石銘茶」と、天龍村の農林業公社が販売している「中井侍銘茶」。
JAの直売所や、飯田市南信濃の道の駅「遠山郷」、JR飯田線平岡駅直売所「龍泉閣」などで販売されているほか、通販でもお買い求めいただけます。
赤石銘茶 http://tohyamago.com/stay_and_eat/ocha/
中井侍銘茶 http://www.vill-tenryu.jp/tourism/souvenir/nakaisamuraitea/
調査結果に基づく摘採日予測の結果や、今年度のポイントなどを聞きに、農家の皆さんが集まります。
このように、萌芽率75%になった日から積算温度を予測して、茶摘みの日を予想。
摘まれたお茶はお茶工場で加工され、6月には「新茶」としてお買い求めいただけます。
余談ですが、赤石銘茶は500mlのペットボトルも販売されていて、JA関連の直売所などでお求めいただけます。
http://www.ja-mis.iijan.or.jp/news/2016/07/post_412.php
茶摘みの季節を迎えると、南信州も一気に夏に向かっていきます。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
南信州地域振興局 総務管理課
TEL:0265-53-0400
FAX:0265-53-0404